2022年2月24日木曜日

続ロケットストーブ作り

 先月ロケットストーブ作りのことを書いたが、その後もちょこちょこいじってるので続編を書くことにする。

その後のロケットストーブ

まずその後のロケットストーブだが、焼き芋用の扉を横に付けたが、芋によっては火が完全に入らないことがあったので、中の煙突に直接置けるよう上面にも蓋を付けた。蓋はせんべい缶の蓋を流用ドライバーでこじって開ける。

最初金網でかごを作って芋をぶら下げたんだけど、これだと火が強すぎて真っ黒に焦げてしまう。最終的には煙突の上に網を置いて芋を乗せることでまずまずの焼き加減にできるようになった。

焚き口はT曲なんだけど、高さが足りなくて長めの薪を入れると下だけ燃えて、外に倒れることが何度もあったのでかさ上げした。400ミリの煙突を立ててもみたのだが、それだと空気の量が足りなくなってよく燃えなかった。10センチちょいかさ上げしたら燃え方は変わらず、薪が倒れることもなくなった。ちなみに材料は横の扉を作ったのと同じ混合油の4リットル缶。


ついでに今までがら空きだった煙突まわりの空間を同じく混合油の缶を加工して塞いでやった。大して暖まり方は変わらないが気分的に寒々しさがなくなってGOOD(笑)

ストーブそのもの改造ではないが、ストーブファンを手に入れた。このファンはペルチェ素子とかいうのが付いてて、底面が熱くなると上側との温度差で発電しモーターを回すというもの。ストーブに乗せておけば勝手に回る。ただし、ストーブが熱くなりすぎて使用可能温度を超えてしまうので少し浮かせる工夫をした。ゆるゆると温風が来て、若干だけど室温の上がりが早いような感じがする。


もう一つ作った

YouTubeでロケットストーブを色々と見漁ってたら、ペール缶をちょっと加工するだけでできるというのを見つけた。キャンプで焚き火台の代わりに使えそうなので作ってみたいと思ってた所に、いつも行くガソリンスタンドでペール缶をもらえたので作ってみた。

ペール缶の蓋を折り曲げて、煙突を突っ込んだだけの構造。

缶の塗装を焼きがてら試し焚きしてみたら、すごい燃え方で勢いよく炎が煙突から吹き出す。

これだとちょっと危ないかも?と煙突を倍の長さにすることにした。

持ち運びを考えて缶に入る長さに切りそろえてある。

つなぐと1mくらいになるかな?

煙突の長さ調整で切り離した部分を作って簡単な五徳も製作

結局煙突を伸ばしても、激しく燃えてる時は煙突から炎が吹き出すのは同じ。
もしかすると吸い出しが強くなってより吹き出すかも?

これについては、薪の燃やし方で調整するしか無いみたいだ。弱火になると焚き口からも煙が出るので、それも考えて薪を投入する必要があるみたいだ。
ただ、ゴーゴー燃えてる時は缶自体もかなり熱くなるので、寒い時期のキャンプで暖を取るのには向いてると思う。秋になる前に使うチャンスがあれば使ってみたい。

2022年2月22日火曜日

エフェクトボード自作

 ここ数年ギター関係の機材をちょこちょこ買ってる訳だが、エフェクターも例にもれずついつい買ってしまってる。ライブがあるわけでもないのに、欲しいと思っちゃうとどうにも欲しくなるのがエフェクターだ。(笑)

足元にゴチャゴチャ置きたくないのでアンプの上に置いてるが、色々試してみるといくつか繋いだ音がなかなか良くて、そうなるとアンプの上は狭い。ハンドルがあるのではみ出して不安定だし。
それならボードを作ってみるかと、適当に図面を書いて材料仕入れてまずは基本の形を製作。材料はSPF材と桐板。

桐2枚のうち片方の長さを10センチ間違って短く切ってしまった。(汗)
タイトボンドで接着して機能的には問題なし。実は台のSPF材は最初3本の予定だったのが、この間違いで4本に増やすことになった。(苦笑)

表面に貼る面ファスナーなどをAmazonで購入し、届いた所で仕上げ。
ステインで着色しておいた上に面ファスナーを貼り付け表面は完成。間違って切ったところも隠れた。(笑)

アンプのハンドルの上に置けるよう足を高くした。買ったゴム足だけでは低いので、手元にあった適当な材を加工してスペーサーを付けた。

面ファスナーでくっついてるので立てかけることも可能。ただし、エフェクターによって面ファスナーの面積が小さいため、両面テープの方が剥がれてしまうのがあるので、立て掛けてるうちに落ちる可能性あり。

アンプの上に置くとこんな感じ。
AC電源を5又にして配線したけど、長めのコードをボードの下側にできたスペースに収めることができた。各エフェクターへの電源コードもボードの下から出すことでアンプのツマミをいじるのに邪魔にならない配置にすることができた。

初めて作った割りにはまあまあの出来じゃないかと自画自賛してるけど、構造的にはめっちゃ簡単だ。誰でもできるわな。(笑)

2022年2月15日火曜日

Nutube 祭り

 昨年末からフリマアプリで手持ちの機材を処分していた。
20年くらいお蔵入りさせてた古い機材が相応の価格ではあるけど、それほど待つことともなく買い手がつくのには驚いた。

それで出来た資金を使って新しい機材を手に入れた。1つはプリアンプ、そしてもう1つはアンプ。これがどちらも次世代真空管Nutubeを使っていて、狙ったわけでもないのにNutube祭り状態になってしまった。(笑)

VOX VALVENERGY SILK DRIVE

手持ちのアンプは、数年前に真空管アンプを手放してソリッドステートの BOSS NEXTONE を使っている。音には満足しているけど「真空管アンプならもっと良い音で鳴るかなぁ」とどこかで思ってる自分がいる。で、小型の真空管を内蔵したブースターを使うと真空管らしさが加わって良いかも?と考えて、あれこれチェックしてたら9V電源では思うように真空管がドライブしないようなことを書いてる人がいた。
それなら、消費電力の少ないNutubeなら良くないか?とオーバードライブを探すうちにこのVALVENERGYというプリアンプのシリーズがあるのを知った。3種類ある中で一番歪まないのがこのSILK DRIVEみたいで、YouTubeで試奏してるのを見るとなかなか良さそうだな、と思ってたら良いタイミングで中古が出たので速攻でゲットした。


NEXTONEの前段につないでみると、音にツヤ・ハリが出てメリハリのある出音になった。アンプ単体の音が悪いわけじゃなくて更に良い音にしてくれる、そんな感じがした。それを真空管らしいと言うのかはわからないけど、自分好みの音が出るようになってくれた。
SILK DRIVE には3つのモードがあって、STDは普通にアンプに入力する場合、PREはラインに直でつなぐ場合、CABはキャビネットシュミレーター?だったかな?モードを変えると音も変わるので作れる音のバリエーションは結構多い。ボクはSTDで十分だけど。

試奏した動画を作った。
動画の最後で紹介してるBRIGHTスイッチでも音を変えられる。ネックPUで音がちょっとブーミーな感じがする時とかにONにすると良い感じになる。

VOX XV50 GTV
ここ数年京都のイベントでは懇親会の時にやるセッションが楽しみで、荷物が増えるのを覚悟の上でギターとアンプを持っていってる。今まではKATANA-50を使っていた。内蔵のエフェクトが充実しているからアンプ以外持っていく必要がないので楽だ。重量も12インチスピーカーで11キロならだいぶ軽い。けどもっと軽くできるならそれにこしたことはない。
VX50はだいぶ前から存在は知っていたけど、以前に持っていたVOXのアンプシミュレーターや短い期間持っていたMV50の音がいまいちヌケの悪い音だった(MV50はキャビネットの問題だが)ので、VXも同じだろうなぁと思っていたのだ。
それでも4.1キロという重量は魅力だ。しかもNutubeではあっても真空管だし。多少の音の悪さは目をつぶるか?と思いながらYouTubeでチェックすると、なんか前のよりもヌケの良さそうな感じがする。中古が見つかればダメモトで買って失敗してもそれほど痛くないか、と探し始めたら新品の価格がガクっと下がった。このタイミングだなと急遽新品を購入。

4.1キロはマジで軽い。アンプ自体の大きさもKATANAより二まわり以上小さい。可搬性は最高。
ちなみに4.1キロはアンプ本体の重量じゃないかと思う。別にACアダプターがあるんだけど、これが500gくらいはありそう。まあ量った訳じゃないけど。


肝心の音は、想像以上に良かった。スピーカーは8インチと小さいので低音はそれほど出ないけど、8インチにしては良いんじゃないかって思えるくらい。以前のアンシュミで気になった「スピーカーに布を一枚被せたような音」の点はちゃんと抜ける音でホッとした。12インチスピーカーのKATANAと比較したら、そりゃあ間違いなくKATANAの方が音は良いけど、8インチとしてはかなり頑張ってる。
アンシュミの種類は10あって、自分の好みはDELUXE CLとBRIT1959の2種類。他もセッティング次第では好みの音にできるんだろうけど現状は2つで十分。

これも試奏動画をYouTubeにあげてある。
この2種類なら、EQやGAINはそのままで、POWER LEVEL だけで音量をコントロールすれば良いので便利だ。内臓のエフェクターはモジュレーション系が4つ、エコー系が4つのみとKATANAよりはだいぶ寂しいけど必要にして十分だといえばそのとおりだ。そもそもそれさえほとんど使わないんだから。(笑)

VX50のEQはTREBLEとBASSのみだがUSBケーブルでPCやスマホと繋いて「TONE ROOM」というアプリから設定するとMIDDLEもコントロールできる。が、それ以外は特に細かい設定や別のエフェクターを選べたりはないので、使う必要はほぼないんじゃないだろうか。

京都で遊ぶのに十分な音と可搬性の良さ、買って正解だった。
それにしても技術の進化は驚くばかりだなぁ。
ちなみに、このアンプとSILK DRIVE を組み合わせるとなんだか刺々しいような音になってイマイチ良くない。まあ、このアンプ用のセッティングをすれば良いのだろうけど、荷物は少ないにこしたことはないのでそのためのセッティングをするつもりはない。