2020年4月29日水曜日

セミアコ弾き比べ

2台目のセミアコを手に入れて、2本を比べてみるとまさに似て非なるものだった。


ボディサイズ
EXRUBATO は16インチの標準的なセミアコサイズ、一方SV-600は15インチ。(多分)
1インチは2.5センチほどだけど、その差は想像以上に大きかった。EXRUBATO はボディを抱え込んでる感じがするけど、SV-600だとストって感じで体に収まる。表現が難しいけど、とにかくコンパクトだなって強く感じる。

ネック
EXRUBATO のネックが太いというのは前の投稿にも書いたが、ナット幅も広かった。ナット幅はどこを測るのか知らないけど1ミリほど広いと思う。だから弾きにくいということはない。届いて数日ですっかり慣れてしまった。それでもSV-600を弾くと手の小さいボクには「あぁ弾きやすいネックだなぁ」と思うけれど。

ナット
EXRUBATO は普通の牛骨、SV-600は牛骨+ブラス。SV-600を初めて弾いた時にサスティーンが伸びるなぁと感じたのはブラスナットのおかげだと思う。なので、牛骨だけのEXRUBATO はそんなにサスティーンは伸びないかもと思ったらそんなことはなかった。多分ボディサイズとか、いろんな要素が相互的に働いてサスティーンの伸びにつながるんだろうと思う。

重量
重さを量った訳じゃないけど、持った感じ微妙にEXRUBATO の方が軽い。ボディサイズが大きのに軽いのは、前の投稿にも書いたがセンターブロックの素材と構造によるものだと思う。もしかすると、センターブロックのサイズは2本とも同じくらいなのかもしれない。ということは、空洞部の体積が小さいSV-600はだいぶソリッド寄りということになる。

弾き比べてみた


クリーントーンでは EXRUBATO のPUがとてもクリアで音の輪郭がはっきりしてることがわかる。SV-600は以前レスポールと弾き比べた時にも、やはり音の輪郭がわずかにぼやける感じがした。その時はソリッドとセミアコの差なのかな?と思ったけど、これが搭載されてるPUの特性なのだろう。
これも前の投稿に書いたが、PUの出力はEXRUBATO の方が小さい。歪ませるとその差が良く出る。この動画ではクランチ程度に歪ませたけどSV-600の方が少し歪みが深いのと、ボディが小さくソリッド寄りなので音が硬く感じる。(気のせい?)
まあ、動画でこの差を感じられるかは微妙だけれど。

結局のところ「2本とも良い音だな!」って話なんだけど。(笑)

2020年4月24日金曜日

2台目のセミアコがやってきた

このところ竹竿作りは小休止状態。作りたい竿はあるのだけど、もう少し気温が上がってからやりたい竿なのだ。コロナ禍まっただ中ではあるけど釣りには行ける。釣り場までどこにも寄らず誰にも会わずに行けるのは田舎に暮らしてて良かったとつくづく思ってるけど、だからと言って毎日行くわけじゃない。

結果時間を持て余し、ついついデジマートを徘徊。見れば見るほど欲しいギターが増えてしまう。(笑)
そんな中目に留まったのが、Seventy Seven Guitars の EXRUBATO-STANDARD Ⅱというセミアコの中古。Seventy Seven Guitars は昨年末に買った Momose と同じディバイザーというメーカーの箱モノギターのブランドだ。
セミアコはGrecoのSV-600を持っているし、SVになんの不満もないので買う必要は全く無い。ただ、レスポールをいずれ手放した時に入れ替わりにES-335を買うのも悪くないかなとは思ってた。まあ妄想なので「やっぱギブソンでしょ」って思う時もあれば、いやいや今どきギブソンでなくても良いセミアコはあるじゃん」と思う時もある。
いずれにせよ、そんなすぐにどうこうする話じゃなかったんだけど、やっぱ興味のあるギターだけについついデジマートで探してしまう。そしたら見つけてしまったのだ。

まずボディの色が良かった。多分アイスティバーストと言われてる色だと思うけど、少しフェイドした感じが好みだった。ホームページを見る限り現行モデルにこの色はラインナップされてない。更にトラピーズテールピースもなんだか渋い。(弦交換が面倒なんだけど。)

見つけたは良いがお金は・・・あった。(笑)
もう3年くらい欲しいと思ってるギターがあって、そのために毎月積立てをしているんだけど、数種あるラインナップのどれもが甲乙つけがたく、ショップに行って弾き比べるしかないと思っている。来年の春頃には目標額に届く予定だが、コロナ禍で東京のショップに行ける日はいつになるやら・・・となれば、今欲しいギターを買うくらいは貯まってるんだし、とりあえず手に入れてまた貯めれば良いかと。

ケースを開けた瞬間に色がイメージ通りでホッとした。現物と写真で色が違うことは普通のことだもの。一通りチェックしてみたが、ボディバックに5センチくらいの引っかき傷みたいなのが1ヶ所とボディサイドに小キズ1ヶ所、2フレットの裏側辺りに浅いへこみを見つけたくらい。PUカバーに多少のくすみはあるけどかなり程度の良い中古だ。前のオーナーは、よほど大事に弾いていたのかあまり触らなかったのか。
年式は不明だが、ネットで調べた感じでは2010年頃に生産されていたモデルっぽい。シリアルナンバーの頭が11なのでもしかしたら2011なのかも。気が向いたら問い合わせてみようと思う。



想定外だったのはネックが結構太い。SV-600が細身のネックだから余計太く感じる。弾いてみれば特に弾きにくいということはないのだけど、見た目がなかなかに馴染まない。弾くうちにだんだんと慣れるだろうけど、現状はSV-600のネックがスッと馴染む。

フレットは、Momoseと同じステンレスフレット。(だと思う)ネックをガシっと握って、強い力で弦を押さえる弾き方には向いてないように思うので、軽いタッチで弾くよう心がけないと。ま、Momoseも同じなので慣れてしまえばその方が楽だろう。

もう一つ予想外だった点が重量。EXRUBATOはES-335と同じサイズのボディサイズなのだが、持った瞬間「あれ?軽い」と感じた。SV-600はちょっと小ぶりなボディだが、持ち比べると微妙にEXRUBATOの方が軽い。センターブロックにメイプルを使い、更に両サイドの空間を繋ぐためにブロックに穴を開けてあることが結果として軽量化に貢献してるのだろう。fホールから覗くとセンターブロックに穴が開いてるのが見える。

さて肝心の音は、これも意外だったがEXRUBATOのPUの方が出力が小さい。同じアンプのセッティングだとSV-600の方が大きな音が出る。結構な音量差だ。
搭載されてるPUはAL255というらしい。クリアで雑味のない音が好みの音だ。ボディが大きいのとセンターブロックの構造によるものだと思うけど、生鳴りが大きくアンプを通してもアコースティック感がある。この感覚がセミアコの売り文句に良く出てくる「エアー感」なのかもしれないな。

ヘッドデザインは写真で見た時はなかなか良いと思ったんだけど、ちょっと大きすぎかな。もうひと回りふた回り小さかったらなお良かったかも。

実は、届いた状態ではイマイチ弾きにくく感じた。ネックの太さやフレットのフィーリングがだいぶ違うし、弦が普段使ってるのより太い上に弦高がだいぶ高かった。弦高を下げたらだいぶ弾きやすくなったので、弦も少し早めのタイミングで普段使ってるゲージに交換しようと思う。その頃には色々と慣れて弾きやすいギターになってるだろう。

2020年4月18日土曜日

花いっぱいの季節

暖冬だった今年は、我が家でも桜の開花も早く3月のうちに最初の枝垂れ桜が咲いた。そのあとに雪が降って驚いたけど、順調に他の桜も咲き、それを追うようにほかの花も開花した。

三春の滝桜の子孫ということになってる我が家の枝垂れ桜(4/6)

近所のデイサービス施設の桜も満開になった。(4/7)
この施設は、ボクが入学した小学校(の分校)だった。確か2学期から本校に統合されたので数ヶ月しか通わなかったがこの桜はその頃からあった。もう50年も前の話だ。(笑)

花も桜をバックに

プレバトを見てたら「花」という季語は桜を意味するそうなので、まさに花と花のコラボだ。

オオシマザクラも満開(4/17)
オオシマザクラは、花が咲くと同時に葉も出てきて、
どのタイミングが満開なのかよくわからないうちに散ってしまうんだなぁ。

裏山の枝垂れ桜は、この頃あまりきれいに花をつけなくなってきた。(4/17)

ハナモモも4月頭には咲き始めて今が満開(4/17)

ハナカイドウが咲くと桜の季節は終わりだなと思う。(4/17)
濃いピンクはとても華やかだ

ハナカイドウ越しに見る裏山の枝垂れ桜

花だけじゃない、タラの芽も今年は早かった。気づいたときにはこんなに伸びてた。

写真はないけど、木によってはツツジが咲きそうだし、マーガレットも芽を出している。今年は全てが前倒しだ。世の中コロナウイルスの話題ばかりで嫌になるが、花いっぱいの我家の庭を見るとホッとする。剪定やらで苦労させられるが、この時期は植えてくれたオヤジに感謝したいと思う。

2020年4月11日土曜日

うちのストラトキャスター

うちのストラトキャスターは2018年に購入したのだけど、考えてみたらきちんと写真撮ったこともなく、ギター遍歴とかでちょろっと撮った程度だった。で、弦を交換したタイミングで一通り撮ったので、せっかくだから紹介してみる。

Fender FSR American Standard SNB/R 2013
2013年製の中古を触りもせずにネットで買ってしまった。このギターは高知からやってきた。
アメスタと呼ばれるこのストラトは、「ストラトらしくないストラト」と言われてる(らしい)。フラットな指板にジャンボフレット+22フレット、2点式のブリッジなんかはヴィンテージストラトとは別物なのは確かだけど、別にヴィンテージが欲しかったわけじゃないので、弾きやすくていいと思ってる。
FSRというのはFactory Special Run の意味でラインで製造される仕様とはちょっと違うよってこと。どうやらソニックブルーがFSRだけのカラーらしい。

現物を見てないので、どんなモノが来るのかと思ったら傷らしい傷のないものすごくきれいな個体だった。ソニックブルーとは言うものの、退色したのかウレタンの黄変なのかわからないがブルーという感じはあまりしない。

バックにも傷らしい傷はない。あちこち探して見つけたのは、エルボーコンターのサイド部になにかにこすったような黒い傷があっただけ。前オーナーはかなり大事に弾いていたのだと思う。

アメスタは後期モデルはスチールを曲げた、ヴィンテージ風のブリッジの駒を使うようになったらしい。調べたことがないので詳しいことは知らないけど。

ネックは最初触った時はその薄さにビックリした。こんなに薄いネックを触ったことがなかったので弾きにくいと思ったけど、今はすっかり慣れてしまった。

買う時、ショップにフレットの状態を確認したら「8割残」ということだったけど実際にはだいぶ減っていた。特に1~3弦が当たる部分が減っていた。ローフレットからハイフレットまでまんべんなく減ってたので、チョーキングの好きな人だったのかもしれない。
このままでも弾けないことはないけど、コードを押さえた時にビビることがあるので、すり合わせを頼みたい気分になってる。

写真だとわかりにくいかもしれないけど、ペグのポストの高さが1・2弦、3・4弦、5・6弦で高さが違う。なので、1~4弦はそんなにたくさん巻くことが出来ない。昔から長く切るのをケチって(笑)たっぷりと巻く癖が付いてるのでちょっと戸惑う。

ペグはロトマチックタイプ。クルーソンよりもこっちの方がチューニングしやすくて良いと思うけど、ヴィンテージ好きな人にはここも許せないのかもしれないな。

写真撮って初めて気づいたのだけど、プレートに空いてる穴って、ネックの仕込み角度を調整するヤツなのかな?そうだとしてもやり方知らない。こういうの自分でいじる人っているのか?

弦交換のタイミングで配線をちょっとだけ改造。

一見バネのように見えるのは6弦の切れ端。PUセレクターの2ヶ所を繋ぐだけでリアPUもトーンコントロールが効くようになるということを、ネットで知ったのでやってみた。

センターと共有ではあるけどトーンが効くようになった。
ストラトのリアPUはキンキンして使いにくいと思うことがあるので、これでだいぶ使いやすくなったんじゃないかと思う。

ストラトは、3PUでテレキャスと比べるとゴチャゴチャしてる感じがするし、センターPUがピッキングの時に邪魔だと思ってしまってからは欲しいとは思わなかったのだけど、友人のを弾かせてもらったりしてるうちに、ストラトにしか出せない音ってあるんだよなーと思い始めたら、どうしても欲しくなって買ってしまった。音はストラトらしい音だと思うのだけど、PUの構造からくる2弦と3弦の音量差が気になって、今は2弦の弦高を少し下げて、3弦を少し上げてある。これが正しいのかわからないので、そのうちリペアショップに相談してみようと思う。

2020年4月3日金曜日

冬を越した

去年の盆過ぎに挿し木したガクアジサイは、10月頭には結構葉っぱが出てしっかりと根付いた感じがしていた。その後冬が来て葉っぱも落ちてすっかり枯れたようになっていた。
それが冬を過ぎ3月後半になって、2ヶ所挿したうちの片方に緑色の葉が出てきたのを発見。
9月頃イノシシに庭を荒らされた時に、土をほじくり返すのと一緒に倒されたりしたけど、なんとか持ちこたえてくれた。

で、今朝見たら、もう片方も葉っぱが出ていた。
挿した時はこっちの方が元気だったのだけど、なかなか葉が出てこないので、枯れてしまったのだろうか?と心配したが無事冬を越してくれた。こちらの方が少し日当たりが悪いので遅くなったのかもしれない。
このくらいでは花をつけるとはとても思えないが、暖かくなるにつれてどんどん伸びてくるだろう。1年でどのくらいに育つか楽しみだ。