2023年2月21日火曜日

2代目ギタースタンドを作った

 前にギタースタンドを自作する投稿をしたのが2020年の夏

ギタースタンドを作ってみた その1

ギタースタンドを作ってみた その2

使ってみるとちょっとした問題点があった。
これが初代。ギターを置いているパッドの高さが同じなのでギターが直立し、ネックの受けがなくても自立してしまうのでなにかの弾みで手前側に倒れそうになることが何度かあった。正面から見た時にギターが斜めになるようにかけて3点支持になるようにしてみたけど手前に倒れてきそうで心配だった。そこで下にウッドブロックを置いてスタンドが後方に倒れるようにて使っていた。

4本がけのスタンドがあれば、順繰りにケースから出し入れしながら弾けば良いだろうと思ったんだけど、そのケースからの出し入れが意外に面倒で「あれ弾こうかな、でもケースから出すの面倒だし・・・」となってずっとケースに入りっぱなしになることが多いので、それなら全部出しておけるようにもう1台スタンド作るか。初代の問題点も修正して。

ということで製図。
側面図を見れば分かる通り後ろ側に傾斜するような構造にした。傾斜角は初代のウッドブロックをかました状態と同じになるように。この構造だとギターの重さに負けて上側の部分が倒れて(壊れて)しまいそうなので補強材を入れよう。ということは奥行きがその分長くなる。あとギターを置くパッドの高さを前側が高くなるように。
それと、パッと見はわからないと思うが、正面から見て右側の方が側板からネック受けまでの距離が長い。左右で2センチくらい変えてある。これはギターを少し倒して掛けることを前提にしたから。
材料は今回もSPF材で1×4をメインに使う。長もので買ったほうが安いので長さ2.4mのものを購入。あらかじめ切る長さを決めておいてお店の駐車場でだいたいの長さにカット。でないと車に積めない。(笑)

材料を買ったものの他にやることがあって2週間位放置して先週後半やっとやる気になって材料のカット~ネジ穴あけまで。パッドは今回もスポンジゴムの半月状のものにした。このパッドは長い時間重いものを載せておくと凹んでしまうんだけど、他に良いものが見つからなかったので。

まずは仮組みでパッドの位置決め。ここで問題発生。背面の補強材がES-335とかの大きいボディとの間隔が狭くて掛けたり取ったりの時にボディが当たりやすい。このままだとかなり気を使うことになるので、補強材の位置を2センチほど上げた。

パッドの位置も決まったので、見える部分には着色ニスを塗布。初代はステインで着色したけど今回は薄い色のものにしたのでパッと見そんなに色がついた感じはしない。
ギターの当たりやすい部分にはフェルトを。今回粘着材付きのフェルトにしたので貼り付ける作業はすごく簡単だった。


完成形


ギタースタンドは構造上斜めに補強材を入れることができないので、上側や後端に補強材を入れたら(初代にはない)かなりがっちりした。
こうやってギターを掛けてみると安定感がだいぶ増して地震が来ても安心だ。

初代が4本掛けだったのに対して今回は5本掛け。ただし初代はアコギ用にスペースを広く取った部分があるので、全体の幅は極端に広くなってない。ちなみに1本ごとの間隔も初代より少し広めにした。初代はギター同士の間隔が近くて結構当たっていたのを修正した。

材料費は¥4,500くらい。売ってるスタンドは¥5,000~なので材料費で比較すると作ったほうが安いけど、手間(製作時間は延べで1日くらい。)を入れると逆転しちゃう。けど、売ってるスタンドで5本掛けは幅が15センチくらい広くて邪魔そうだったし、鉄の黒いパイプ製で味気ない。自作したほうが見た目も機能も良いじゃん!と。

スタンドが2台になって、ケースの中にしまい込んでるギターが全部並べられるようになった。のだけど、実はスタンドを置く場所を作らないといけないという根本的な問題がある。そのために部屋の模様替えが必要でそっちの問題が大きい。(笑)