2022年8月19日金曜日

小銭を使い切る

 今年の初め頃銀行で小銭入金に手数料を取るようになったとニュースで聞いた。けどその時は「ふ~~ん」って感じだったが後になってゆうちょ銀行も同様だと知って焦った。

買い物とかで出来た小銭を1リットルの牛乳瓶に溜め込んでたからだ。今までは溜まったら郵便局で枚数勘定してもらって入金していたのだけど・・・


用事があって郵便局に行った時に聞いてみたら、1円はどうやっても赤字になるから50枚ずつ持ってきてもらうしか無いということだった。1円硬貨で100円分の入金するのに手数料が550円かかるのだから。

こうなったら小銭を使えるだけ使おうと小銭入れを買った。それまでは可能な限りスマホ決済を使って現金のやり取りを減らしていたのを、基本現金払いにして端数を小銭で支払うことにした。とはいえレジで大量の小銭を一気に使うのはさすがに気が引けるので、100円未満を小銭で支払った。¥99だとラッキー!って。(笑)
普段出かけないから買い物に出れば3~4軒の店を回るから結構な勢いで小銭が減ったが、それでも全部を使い切るには半年でも厳しいかなぁと思っていた。
ところが、途中から支払う金額が10円単位の切りの良い数字になることが増えた。想像するにお店で小銭を消費する人が増え、店側の手数料負担が増えてしまったので昨今の値上げに乗じて価格を切りの良い数字にしたんじゃないかと。これはコンビニでも同じだ。
こうなると10円は使えても5円1円が使い切れない。

で、ふと思った。郵便局で入金は手数料がかかるけど買い物する分には良いんじゃないかと。さっそく聞いてみたら購入代金として使うのはオッケーだという。例えば年賀状を小銭で買えばまあまあな枚数を一気に消費(?)できるがその季節には早すぎる。ということでレターパックと120円切手を購入することにした。竿関係の小物の発送にレターパックと定形外郵便は良く使うので先に買っておいても無駄にはならない。

レターパックライト5枚で¥1,850 1円硬貨ばかりで支払ったわけではないけど、かなりの枚数を使った。
1円硬貨600枚、これだけあって¥120切手5枚分だ。


この方法で一気に小銭を減らし、あとは適当に買い物すれば使い切れそうだなって時に思い出した。戸袋の中に亡くなった親父が小銭をビニール袋に入れて保管していたことを。どのくらい溜めてたんだろうと探し出してみてビックリ!苦労して使った分と同じくらいの小銭を溜め込んでいた。

また切手やらレターパックを買うのか?50枚ずつ郵便局持ってって入金するのか?と思ったら心折れそうになった。
が、次の瞬間「そうか手数料を小銭で支払えば良いんじゃないか!」1,000枚まで¥1,100の手数料ということだからこれでほとんどの小銭をなくせる。どうせ元々オヤジが溜め込んでたお金だし。
ってことで1,000枚の硬貨を数え、手数料分の¥1,100を数えて郵便局へ。行ってみたらなんと!手数料を含めて1,000枚までだと言うではないか。¥1,100分が余ってしまうけど仕方ない1,000枚を入金。

1,000枚の内訳はこんな感じ。このうち¥1,100が手数料なので入金額は¥6,100だった。10円硬貨が多かったので思ったより高額になった。
余った手数料分でレターパックなどを追加購入して、小銭入れの中は硬貨10枚ほどになったので、これで使い切ったと言って良いだろう。小銭を使い切ろうと思い立ったのが4月末頃だったので4ヶ月でなんとか使い切れたことになる。結構頑張ったと思う。

ここから余談
全部で4,000枚くらいあったと思うがその中にいわゆる「ギザ10」が6枚と今のものよりデザインが丸みを帯びた5円硬貨が1枚あった。5円硬貨は昭和25年発行のもので見つけた中では一番古い。もしかするともっと古いのがあったかもしれないけど、10円硬貨のようなギザギザがある訳じゃないので見つけられなかった可能性はある。この7枚は一応使わずにとってあるけど、別に高値で取引されてるわけでもないだろうしなぁと思いつつ試しにググってみたら10円はほぼ10円の価値しか無いけど5円は¥300くらいの値段が付いてるのを見てちょっとビックリ(笑)