2023年8月25日金曜日

ヴィンテージアンプを買ってしまった

 たくさん持ってるのに、凝りもせずギターが欲しい。
目下欲しいギターは生産数が少なくて年に2回ボーナス時期を見計らって生産されてる感じ。4月頃に一度出たのだけど3月にVanzandt買ってしまったせいもあって躊躇してる間に売れてしまった。次は11月頃かな?と思いながらもそれまでに中古が出れば良いなと、資金作りのためにES-335を放出した。
 6月末には委託販売先で売れていたのだけど、急ぐ理由もないのでそのままにしてしまって販売代金を受け取りに行ったのは盆前だった。代金を受け取り、無駄話してるとFenderのChampが目についた。長年ギター弾いてるけどFenderのアンプを手にしたことが無いので、欲しいギターがなくなったらChampの現行モデル買おうかな~とか思ってた。そしたらお店の方が「それより奥のPrinceton Reverbがおすすめだよ」と。見れば'75製造のシルバーフェイス期のリアルヴィンテージアンプが置いてあった。
なぜおすすめかというと、消耗部品類をつい最近交換したばかりで、当分の間はノーメンテで使えるということ。あと数年で生産から50年経つアンプが今のアンプと同じ感覚で使えるのは確かにお得かも。価格は売れたギター代にちょっとおつりが来るくらいと心が揺れない訳がない。

 でも、数年後には買うかも?と思っていたアンプを今買ってしまったら、欲しいギターは買えない。ということでその場は諦めて帰路についた。が、道々思いを巡らせた。現行Princetonの新品と価格は同じくらいだけどハンドワイヤードなんだよな。現行Princetonにもハンドワイヤード版あるけど30万超えだ。ということはハンドワイヤードのヴィンテージの方が新品より安い。しかもメンテ済みとかなりお得だ。このチャンスを逃したらヴィンテージアンプを持つことなんて二度と無い。ギターが欲しいと言っても”ねばならない”もんじゃない。(いやそれはアンプも同じだけど 笑)
積み立ててるギター資金が来春には満期になるから、後回しにしても来春には買える(はず)。今あるものを逃す手は無いと自分を納得させてショップに盆明け試奏に行きますと電話入れた。

 で盆明け早々試奏に行った。まあ音出してしまったら買うよね。(笑)
ついにリアルな銀パネを手に入れてしまった。60年代のブラックフェイス期と比べると評価は落ちるみたいだけど、自分が初めて見たフェンダーアンプがこの時期のツインリバーブだったので、これぞフェンダーってイメージがある。



まもなく50年という割にはかなり程度が良く、メッキパーツに多少サビが浮いてるものの動作は良好。と言いたい所だけど、実は試奏して持ち帰ったらいきなりリバーブが効かなくなった。
ショップに電話したら「リバーブユニットと本体をつなぐジャックの接触不良が理由な場合が多い」というのでジャックを抜き差ししたら無事復活。接点復活剤で清掃したらその後は問題なく動いてる。

真空管はプリ管パワー管共に3本ずつかな?(ちゃんと数えてない)
今のフェンダーアンプでも安いモデルは整流管はソリッドステートだけど、この頃のはもちろん真空管を使ってる。
スピーカーは10インチだけど迫力ある低音が出る。これはスピーカーだけじゃなくキャビネットのおかげかもしれない。測ってないけど20キロまでは無いくらい(17~8キロくらいか?)なので現行モデルよりもだいぶ重い。
12ワットのホームユースのアンプ、とはとても言えない爆音アンプ。(笑)
Princetonにはスタンバイスイッチが無い。真空管の劣化が早いらしいけど、どのくらいなのかは使ってみないとわからない。
スピーカーの下に見える黒いビニールのバッグの中にリバーブユニットが入ってる。フェンダーのスプリングリバーブってボヨンボヨンしてるイメージだったけどすごく上品な効き方で好印象。
ワンボリュームではとてもじゃないけど歪むところまで上げられない。シングルコイルで3~4、ハムバッカーだと2~3が限界。それでも十分良い音なんだけどできることならもっとボリューム上げたい。恐る恐るフルテンにしてみたけどあまりの音量に耐えられなかった。(笑)
手に入れるまで知らなかったけどボリュームツマミを引っ張るとブーストされる機能が付いてる。それでなくてもデカい音が出るのに、更にブーストしたら強烈な音量になる。しかもEQのレベルが強調されるのかそのままだと耳に痛い。爆音が許される場所でフルテンでブーストしてみたい。アッテネーターを手に入れる方が早いか?
サランネットは年代なりのヤレ感はあるけど破れもなくとてもきれいだ。
純正のカバーは厚手でこのカバーのおかげでサランネットが無事で居られたのかもしれない。
とてもじゃないけど歪ませるのは無理なのでエフェクターに頼るのだけど、ソリッドステートアンプで重宝していたプリアンプSilkDriveとの相性が悪い。せっかくのクリーンな音がボヤッとした感じになってしまうので、SilkDriveを外しめったに踏まないオーバードライブも外したらだいぶシンプルな構成になった。以前作ったボードにあらかた乗るようになったけどチューナーがはみ出してしまうので、チューナーまで乗るボードを新しく作ろうと思案中。
スマホ動画だけど一応撮ってみた。が、音の良さが全く伝わらない。
悔しいのでマイクで拾ってDAW録音もやってみたけど、所詮小音量では音の良さを感じられるほどの違いが出てくれない。直に耳で聞くと小音量でもすごく良い音なのでとても残念だ。
大音量で鳴らした音をマイクで拾うのが理想だけどそれは現状不可能。やっぱアッテネーター買おう。また機材が増えてしまう。^^;

 

2023年8月5日土曜日

歪み系2台

 

ずいぶんとブログを放置してしまった。
4月から週3で働きに出たものだから、今までのように時間を潤沢に使えず、仕事の合間にあれやこれやとこなす日々が続きブログに気が回らなかった。
とはいえ、ギターはそれなりに弾いていて、5月のGWには京都のイベントで半年くらいオンラインで練習した成果を披露してきた。


イベントは秋にもあるけれど予定が被って参加できず。来春のイベントに向けた練習をゆるゆると続けている。

で、タイトルの歪みペダルの話。
1つ目は
Tommyseffects Jan ray +EP Booster”クローン”
Twitter(今やXになってしまったが)で見た動画に「Jan ray踏んでみた」というのがあって、その音が素晴らしく良かったのでググってみたらVEMURAMというブランドのJan Rayというオーバードライブだったが、だいぶ高い。4万円代ではとても買えないので中古機をオークションとかフリマサイトで探したらクローンと言って、公開されてる配線を元にJan rayを複製したものがあった。いくつかある中で、XOTIC EP Boosterのクローンと2in1のペダルを購入した。2つのペダルをまとめて買った額の1/4程度とかなり手頃だ。
左側がJan rayで右側がEP Boosterになっていて、それぞれ単体でも使えるし配列を逆転することもできる。Jan rayはあまり歪まないセッティングが好みでこれをEP Boosterでブーストアップするとソロの時にグッと盛り上がって良い感じ。更にEP BoosterにはBrightとMidブーストスイッチが追加されてるので、TSとは違うけど少し中域を強調できる。
この動画ではブースターは使っていない。微妙に歪んでる程度のセッティングだけど、ギターのボリュームやピッキングの強弱でかなり歪みの量を変えられる。動画はないけど、クリーントーンでEP Boosterを使うと音にハリが出て、小さい音量でも良い音で鳴らせる。

そしてもう一つ
Noah'sark DISTORTION "M"
最近Oasisがマイブームになっている。彼らが売れまくってた頃は常に兄弟の不仲話なんかのゴシップネタが付いて回って、ちゃんと聞こうとも思わないままにしていた。エイミー・ワインハウスも同じで、今になって良いよな~って思う。あの頃FMで曲と一緒にそういうゴシップネタを披露していたナビゲーターの功罪は大きいと思う。
で、Oasisを弾こうと思うとまあまあ歪んだ音を作りたい。手持ちのオーバードライブの歪みをマックスにして2つ組み合わせれば間に合うと思うけど、他の曲の時にいちいちゲインを変えたくない。ノイズも大きいし。
で、ディストーションを中古で購入。You Tubeで探すと10年くらい前の動画が出てくるので、そのくらい前のものだと思うけど自分的には十分。”M”はマーシャルの歪みを再現してるらしい。

OasisのDon't look back in anger のソロを弾いてみた。ブルースが好きなのでこんなに歪ませる音ってまず使わないんだけど、たまには良いなって思った。(笑)

自分が高校生の頃にエレキギターを弾き始めて最初に買ったエフェクターがBOSSのディストーションDS-1だった。その後はオーバードライブばかりになってしまったので、生涯で2代目のディストーションを40年以上ぶりに買ったことになる。(笑)