2022年2月15日火曜日

Nutube 祭り

 昨年末からフリマアプリで手持ちの機材を処分していた。
20年くらいお蔵入りさせてた古い機材が相応の価格ではあるけど、それほど待つことともなく買い手がつくのには驚いた。

それで出来た資金を使って新しい機材を手に入れた。1つはプリアンプ、そしてもう1つはアンプ。これがどちらも次世代真空管Nutubeを使っていて、狙ったわけでもないのにNutube祭り状態になってしまった。(笑)

VOX VALVENERGY SILK DRIVE

手持ちのアンプは、数年前に真空管アンプを手放してソリッドステートの BOSS NEXTONE を使っている。音には満足しているけど「真空管アンプならもっと良い音で鳴るかなぁ」とどこかで思ってる自分がいる。で、小型の真空管を内蔵したブースターを使うと真空管らしさが加わって良いかも?と考えて、あれこれチェックしてたら9V電源では思うように真空管がドライブしないようなことを書いてる人がいた。
それなら、消費電力の少ないNutubeなら良くないか?とオーバードライブを探すうちにこのVALVENERGYというプリアンプのシリーズがあるのを知った。3種類ある中で一番歪まないのがこのSILK DRIVEみたいで、YouTubeで試奏してるのを見るとなかなか良さそうだな、と思ってたら良いタイミングで中古が出たので速攻でゲットした。


NEXTONEの前段につないでみると、音にツヤ・ハリが出てメリハリのある出音になった。アンプ単体の音が悪いわけじゃなくて更に良い音にしてくれる、そんな感じがした。それを真空管らしいと言うのかはわからないけど、自分好みの音が出るようになってくれた。
SILK DRIVE には3つのモードがあって、STDは普通にアンプに入力する場合、PREはラインに直でつなぐ場合、CABはキャビネットシュミレーター?だったかな?モードを変えると音も変わるので作れる音のバリエーションは結構多い。ボクはSTDで十分だけど。

試奏した動画を作った。
動画の最後で紹介してるBRIGHTスイッチでも音を変えられる。ネックPUで音がちょっとブーミーな感じがする時とかにONにすると良い感じになる。

VOX XV50 GTV
ここ数年京都のイベントでは懇親会の時にやるセッションが楽しみで、荷物が増えるのを覚悟の上でギターとアンプを持っていってる。今まではKATANA-50を使っていた。内蔵のエフェクトが充実しているからアンプ以外持っていく必要がないので楽だ。重量も12インチスピーカーで11キロならだいぶ軽い。けどもっと軽くできるならそれにこしたことはない。
VX50はだいぶ前から存在は知っていたけど、以前に持っていたVOXのアンプシミュレーターや短い期間持っていたMV50の音がいまいちヌケの悪い音だった(MV50はキャビネットの問題だが)ので、VXも同じだろうなぁと思っていたのだ。
それでも4.1キロという重量は魅力だ。しかもNutubeではあっても真空管だし。多少の音の悪さは目をつぶるか?と思いながらYouTubeでチェックすると、なんか前のよりもヌケの良さそうな感じがする。中古が見つかればダメモトで買って失敗してもそれほど痛くないか、と探し始めたら新品の価格がガクっと下がった。このタイミングだなと急遽新品を購入。

4.1キロはマジで軽い。アンプ自体の大きさもKATANAより二まわり以上小さい。可搬性は最高。
ちなみに4.1キロはアンプ本体の重量じゃないかと思う。別にACアダプターがあるんだけど、これが500gくらいはありそう。まあ量った訳じゃないけど。


肝心の音は、想像以上に良かった。スピーカーは8インチと小さいので低音はそれほど出ないけど、8インチにしては良いんじゃないかって思えるくらい。以前のアンシュミで気になった「スピーカーに布を一枚被せたような音」の点はちゃんと抜ける音でホッとした。12インチスピーカーのKATANAと比較したら、そりゃあ間違いなくKATANAの方が音は良いけど、8インチとしてはかなり頑張ってる。
アンシュミの種類は10あって、自分の好みはDELUXE CLとBRIT1959の2種類。他もセッティング次第では好みの音にできるんだろうけど現状は2つで十分。

これも試奏動画をYouTubeにあげてある。
この2種類なら、EQやGAINはそのままで、POWER LEVEL だけで音量をコントロールすれば良いので便利だ。内臓のエフェクターはモジュレーション系が4つ、エコー系が4つのみとKATANAよりはだいぶ寂しいけど必要にして十分だといえばそのとおりだ。そもそもそれさえほとんど使わないんだから。(笑)

VX50のEQはTREBLEとBASSのみだがUSBケーブルでPCやスマホと繋いて「TONE ROOM」というアプリから設定するとMIDDLEもコントロールできる。が、それ以外は特に細かい設定や別のエフェクターを選べたりはないので、使う必要はほぼないんじゃないだろうか。

京都で遊ぶのに十分な音と可搬性の良さ、買って正解だった。
それにしても技術の進化は驚くばかりだなぁ。
ちなみに、このアンプとSILK DRIVE を組み合わせるとなんだか刺々しいような音になってイマイチ良くない。まあ、このアンプ用のセッティングをすれば良いのだろうけど、荷物は少ないにこしたことはないのでそのためのセッティングをするつもりはない。

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