2021年8月15日日曜日

Gibson ES-335が来た

 数年前にグレコのセミアコを手に入れてから一気に箱モノギターに傾いて、2本目のセミアコSeventy Seven Guitars EXRUBATO-STANDARD Ⅱを購入。更に昨年末にはフルアコの Rozeo を手に入れた。
EXRUBATO を手に入れる前からレスポールと入れ替えるなら335だろうな~と思っていたけど、EXRUBATOを弾くうちにやはり一度は本家の335を弾いてみたいという思いが強くなり、デジマートをチェックする毎日だった。
中古市場にはたくさんの335が出ているけど、年式や製造工場、いくつかのバリエーションがあり、ヴィンテージの数百万円から十数万円まで価格の幅も広い。
ヴィンテージは論外、カスタムショップもとてもじゃないけど無理。メンフィスのヒストリックシリーズの中古ならギリ手が届くかな?(335に詳しい知人からメンフィス製はなかなか良いと聞いたし)USAのレギュラーラインの新品も価格的には同じくらいか、とか考えていた。

欲しい335のイメージは
色はナチュラル(次点でサンバースト。チェリーはなんとなくイヤ、黒はもっとイヤ。)
虎目はあってもなくても良いけど、ある場合はできるだけ地味めのものが理想。
ペグはクルーソン(グローバーのあのペグの形はどうも好きになれず)
PUは出る音が気に入ればなんでも良いと思ってたし、ネックのフィーリングは気になったけど結局は慣れだし、触ってみてよほど自分に合わないならともかく、それほど気にすることもないだろうと思ってた。
要するに見た目重視。(笑)

今年はCX-5の車検でまとまったお金が出ていくのがわかってるので、その前にギターを買うのはさすがに控えよう、とりあえず9月ごろまでに良いのが見つかれば、みたいな感じでデジマートをウォッチしてたところに、いつもギターのリペアなどでお世話になってる Utsu工房さんから「335入荷しましたよ」という電話。聞けばメンフィス製で色はナチュラルのプレーントップ。ペグはクルーソンだという。もしかするとちょっと前にデジマートでチェックしてて売れちゃったギターの色違いかも?試奏までデジマート掲載は待ってくれるというので大急ぎでお店にGO!
待っていたのは2005年製のFat Neck という50年代のシェイプを復刻したような太めのネックの335。パッと見大きな傷もなくフレットの減りも感じられない。一応音出ししたけど音はアンプのセッティングとかでなんとかなる。(する、か)価格も今までデジマートでチェックしていたギターよりも安い。タイミング的にだいぶ早いけど、これだけ自分好みのギターに出会えるチャンスはそうそうない。ここは決断するしか無いな。ということで7/21についにES-335が我が家にやってきた。

実物は写真よりもう少し明るい色

ラベルにはメンフィスと印字されてる。
CS製だとここがナッシュビルとなって、ラベルの色も少し違う。

持ち帰って自分のアンプで弾いてみると、思ったよりもタイトな音がするというのが第一印象。EXRUBATO はセンターブロックに穴を開けて、ボディ両側が空間的につながる構造だったためにアコースティックぽさを感じる。それと比べるとがっちりとセンターブロックが入ってる335がタイトな音がするのは当然なのかも。PUは57Classicだと思うが、EXRUBATOよりは若干出力強めで軽く歪ませた時の音がかなりいい。

ピックガードの弾きキズやパーツのくすみは16年弾かれてきた証。自分が当時新品で買ったとしてもこんな感じになっただろう。
太めのネックにドットインレイ、バインディングありなので'59ぽいけど、ピックガードがショートタイプなのはちょっと違う。ピックカードのサイズを変えるのなんて大した作業じゃないように思うけどなぁ。ロングピックガードに交換してパッと見'59にしてみたいかも。


バックもバックル痕はあるけれど比較的キレイな状態。


レスポールと同じゴールドのハットトップノブ。自分の中ではこれが標準。まあ違ってても気にはしないけど。ブリッジ側のVoに若干ガリあり。

弾いてみるとこの指板が素晴らしい。エボニーか?と思うほど木目が詰まっていて滑らかな弾き心地。こういう所はさすがギブソン。

写真ではわからないと思うけど、かなりガッシリしたネック。
EXRUBATO も太いと思ったけどこっちは更に太い。でも1週間もかからずに慣れた。少し前にUtsu工房さんに'63のヒストリックシリーズが入った時に触らせてもらった時、60年代のスリムネックはスリムと言うより平たい感じでちょっと好みじゃないかも?と思ったのでFat Neckで良かった。

ギブソンのこのヘッドデザインってフェンダーのテレキャスやストラトと同じように、ギターのヘッドデザインのスタンダードなんだと思う。

知ってる人が見れば2005年製造とわかる。
ギブソンのシリアルNoは1桁目と5桁目の数字が製造年を表してる。(時代によって様々だけど)

最近はギブソンでもかなり手に入れやすい価格のギターもあって、昔ほど憧れるようなメーカーではなくなった。(フェンダーもそう)
良く国産の方が本家より仕上げが丁寧で弾きやすいとか聞くけど、それってギブソンと弾き比べたことがある人の話で、本家を弾いたことないない自分にはホントにそうなのかわからない。それなら一度は本家を持っても良いじゃないかと思った。もし気に入らなくて手放すとしてもギブソンなら高値だし。(笑)
ちなみに手元に来て3週間ほど経ったけど、嫌いになる理由は全く見つかってない。

ひとまず今回は買うまでの経緯とギター本体の紹介だけ。音も動画で撮りたいのだけど、ちゃんと撮るならPCに取り込んでやりたい。そのPCが重くてCubaseが思うように動かないものだからついつい先延ばししてしまってる。そのうちEXRUBATO との比較動画作ります。
とりあえずTwitterに上げた動画。


0 件のコメント:

コメントを投稿