エレキギターを弾き始めた頃はどのギタリストが好きだったとか関係なくレスポールが好きだった。最初に買ったのはTokai のレスポールだったし、最終目標だったらトラ目も手にした。けどあれこれと色々なギターを弾くうちに自分はシングルコイルの音が好きなんだと自覚した。それも多機能なストラトよりもシンプルなテレキャスの方がより好みだと思うようになって、レスポールも手放してしまった。
テレキャスは友人から譲り受けた American Vintage 52 Telecaster の他に Momose のデラックスタイプ、そして Vanzandt TLV-R3がある。普通のが2本とハムバッカーだ。となるとやはりシンラインが欲しいよなー
実は過去にシンラインがあった時期が2度ある。
1本目はGreco のSpacy Sound 72'シンラインのコピーモデルだけど、このギターのPUはワイドレンジ・ハムバッカーとはとても思えないものだった。おそらくカバーだけで中身は普通のハムバッカーだったんじゃないかと思う。
次に手に入れたのが Fujigen のシンラインモデル
こっちは69'モデルだけどフロントがハムバッカーだった。悪いギターではなかったけどフロントとリアのバランスがイマイチに感じて別のギター購入資金として手放してしまった。
3本目のシンラインはやはり前後シングルPUのが良い。
でもシンラインって基本メイプル指板なのが問題。デジマートで69'タイプでローズ指板のものをずっとチェックしてたけど手に入る価格ではまず見つからなかった。
これはもうメイプル指板を手に入れてネック交換するかオーダーしちゃうしかないか?という思いが強くなってた矢先にデジマートで中古の Fender American Originalシリーズのシンラインを見つけて衝動買いしてしまった。メイプル指板じゃねーか!という声が聞こえてきそうだ(笑)
American OriginalシリーズはAmerican Vintageシリーズの後継モデルで、今のAmerican Vintage Ⅱになるまでの短い期間(3年くらい?)作られたモデルでAmerican Vintage ほどヴィンテージ志向じゃなく、今どきのギターぽい所もあるシリーズだ。わかりやすい所だと指板Rが9.5インチと緩くフレットもナロートールが採用されてるので弾きやすさを求めるならこっちなんだけどヴィンテージ好きには中途半端と思われたのかAmerican Vintage がⅡになって復活した。
自分はアールのキツい指板+低いフレットでチョーキングの時に音が詰まるのが嫌いなのでこの仕様は大歓迎。しかも高めのフレットのおかげでチョーキングがやりやすいので、潤滑油を併用すればネック交換不要かも?と思える。(将来的にはわからなけど)
そんな訳で手に入れてまだ数日の今の段階ではとても良い買い物をしたと思ってる。
重量は3キロほどと手持ちのテレキャスの中では最軽量。
ペグはFマーク入り。動きは少しキコキコする感じ
シンラインはトップ側を削って裏から蓋をする構造なんだけど、サイドを見るとそれがわかる。黒いシミが見える部分が蓋。
ケースに入ってた付属品。おそらく新品時に付いてたタグの類もすべて揃ってると思う。こんなに色々付いてきた中古は初めてだ。
音はザ・テレキャスって感じ。当たり前の話だけど。
デジマートの紹介記事では「チェンバード構造によりエア感が加味されて・・・」みたいなこと書いてあるけど、それほどの違いは感じられない。ただフロントPUがこもる感じがしないのは使いやすいと思う。
サクッとルーパーかまして撮った動画。バッキングがセンター、ソロが前半フロント後半リアに変えて弾いてる。
デジマートで何年もチェックしていた69タイプのシンラインは。それまでに何本も見てきたし、今回のと同じようなスペックのはたくさんあったと思う。けど、欲しいという気持ちには全くならなかった。それがこのギターを見た瞬間に「これだ」と即座に在庫確認のメールを入れたんだからわからないものだ。(笑)
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