2019年12月30日月曜日

世話の焼けるヤツだ

先日手に入れたMomoseだが、試奏した時には気づかなかったトラブルがいくつか見つかった。
まず、3弦と4弦のペグに遊びがあった。特に3弦のペグは、結構な遊び量でできれば交換したいくらい。
もう一つが、フロントのトーンが効かなかった。たまにガリっとなって効く時もあるけど。レスポールの時みたいに、音が小さくなるわけではないので、PUの断線ではなくポットに問題がありそうだ。買ってすぐのことなので、楽器店に持ち込んで修理してもらえば良いんだろうけど、高速代やら燃料代を考えると簡単には行けない。預けに行って取りに行ったら都合2往復、パーツを取り寄せて自分で交換した方がずっと安い。
ということで、Momoseに問い合わせて、ポットのタイプやペグの型番などを教えてもらった。調べたところ、ポットはハムバッカーの場合500kのAカーブを使うのが一般的らしいが、ワイドレンジハムバッカーの場合どうなのかわからないので、念の為実際に付いてるものを確認してみた。

※Momose(というかディバイザー)に中古で購入したギターのことを問い合わせた訳だが丁寧に教えてくれた。もしかしたら「修理はお近くの販売店で」で済まされるかも?と思いながらメールしたのだけどこちらの疑問にはきちんと答えてくれた。おかげで、このギターが2015年生産だということもわかった。


ピックガードを外してみたら、特に配線に異常は見られず、やはりポット交換なんだなと思いつつ、問題のポットの型番を見るためにコンデンサを動かした。もし不具合がポットじゃなくて配線だったら、こんな風にちょっと動かすだけで復活したりするかもしれないな、なんて根拠のない期待をしてしまった。

見づらいけど、Mojo Tone とある。PUは間違いないみたいだ。あまりに高音が出るので、カバー開けたらシングルコイルだった、なんて嫌だなと思ってたので、これを見てホッと一息。まあ、これだけでは構造までは見えないのだけど。(笑)


一通り確認が済んで、組み直したらなんとフロントPUが鳴らなくなってしまった。
え?どういうこと?と慌てて、再度ピックガードを外してみたら、なぜかセレクターの配線が1本外れていた。後になって気づいたのだけど、ストラップピンのネジが、セレクターの収まるザグリ穴に突き出ていて、配線がそのネジに引っかかりやすいみたいだ。


ハンダで配線を付け直して無事元どおり・・・いや!元どおりじゃない!なんと、フロントのトーンコントロールが復活した!配線いじったら復活したりして?と期待したら、ホントに直ってしまったのだ!ラッキー!

喜んだのもつかの間、一晩たったら、今度はフロントのVolコントロールがガリガリ言い出した。昨日までなんともなかったのに、なぜだ?と思いつつまたもやピックガードを外し、チェックしてみたけどどこにも異常は見つからない。ピックガードを外した状態でツマミを回すとガリガリ言うので、今度こそポットか?と、Volポットに接点復活剤を吹いて、グリグリ回したらガリは消えた。良かった。

これで全部のコントロールが使えるようになった。なかなか手を焼かせるギターだぜ。

これは想像なのだけど、ボディのザグリが結構タイトなので、配線がちょっと寄ったりすると配線が引っ張られて接触不良が起きるのかもしれない。工場では手慣れた人がやってるから問題は起きないけど、素人がいじると不具合が出てしまうのかもしれない。なんだか「素人が手を出すな」って言われてる気がした。(笑)

とまあ、連続してトラブルには見舞われたけど、ちょっといじっただけで無事復旧できて良かった。どうやら当分は大丈夫そうな雰囲気なので、パーツの取り寄せは少し様子を見る。ペグの遊びは気にはなるけど使えないわけじゃないし、仮に取り寄せる必要が出来ても、既に型番は調べてあるのですぐに発注できる。
実は、特定のフレットがビビる感じがする。ネックの反りはないので、部分的にフレットが減ってるのかもしれない。さすがにすり合わせは自分では無理なので、どうしても気になるときはメンテに出そうと思うけど、それはまだまだ先のことだろう。

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