2024年8月10日土曜日

仕事部屋の模様替え

  コロナ前から開店休業状態だった本業。そんな状態ならということで去年の春に地域コミュニティ活性化団体の事務局に就職してしまったので、今更仕事の依頼があってもなぁと6月いっぱいで廃業した。
 廃業するにあたって仕事部屋に溜め込んでいた書類を処分しなければならない。が、廃業とはいえ30年来お世話になった客先の書類を資源ごみとかに出すのは守秘義務的にどうなんだ?って考えてお客に返却(?)することにした。
 30年の間に手伝った申請関係の控
箱詰めしたら11箱になった
 廃業の挨拶を兼ねて書類を返却したことで書棚がスカスカになった。次いで使わなくなったプロッター(大型のインクジェットプリンター)を処分。そのスペースにまだ使えるレーザー複合機を移動したら今まで手狭だった仕事部屋がだいぶ広くなった。この辺で模様替えの意欲が燃え上がってしまった。(笑)

 それまで捨てられずに溜め込んでいた廃家電やらをまとめて清掃センターに持っていって、書類を返すほどの付き合いの無い過去の仕事の書類を燃やして、アレをこっちにコレをあっちにと動かしてここ数年で一番規模の大きな模様替えを済ませた。
 右の複合機横のウッドラックはアコーディオンカーテンの向こうの竿部屋から持ってきたもの。そして、仕事机の奥に置いてプリンターとかを乗せておいたスチールラックを竿部屋に移動。ちょうど1ヶ月ほど前に乗せてたインクジェットプリンターが壊れたのでラックももう無くて良いかってことで。
 結果仕事机が40センチくらい前に移動できたし、背中側はがら空きになった書棚にアンプを収めたことでトータル80センチくらいのスペースができてめちゃくちゃ広くなった。スペースがなくて1台しか置けなかったギタースタンドも2台並べられて手持ちのギターを全てケースから出してやれた。感覚的には今までの倍くらいスペースができた気分だ。

 移動してきたウッドラックは段数が少なく小物を置くには無駄にスペースが大きい。ということでアリモノを組んで小棚を作って収めた。
 こんな感じ。元の棚板が重さに負けて凹んでるのは下から木を当てて持ち上げてやった。

 そして壊れたインクジェットプリンターの後継機を導入。今度のはwi-fi接続なのでPCの近くに置く必要がない。知らない間に進化してるなぁ。

 竿部屋に移動したスチールラック。こっちには同じように仕事部屋から移動したボックスを押し込んで小棚として流用。竿部屋も余計なものを一気に処分して、大きな模様替えはしてないもののかなりスペースが出来て快適に使える状態になった。

 実は部屋から押し出されてスチール物置に溜め込んでる書類やらがたくさん残ってる。そっちはお客に返す必要のないものなので、書籍は資源としてそれ以外は再度清掃センターに持ち込んで焼却するつもり。けど、それをいつやるかだよな。このままズルズルと先延ばししないでやってしまわねば。

2024年7月14日日曜日

ZOOM G2 FOUR が安かった

 ZOOM(オンラインミーティングのアプリじゃない)は安価で高性能なマルチエフェクターが売りだけど、1年ほど前に出た G2 FOUR はその前の G1 FOUR よりも見た目も含めかなりグレードアップした感があって、その分価格も2.4万くらいとだいぶ高くなった。中古でもなかなか安いのが出なくて、興味はあったけど手に入れるところまではいってなかった。それがなぜかガクっと安くなった。実売価格が2.2万くらいだったのがZOOM直販で1.4万になった。これは買いだろうと思いきや在庫なし。他のショップでもこの価格で出してる所は入荷待ちとかになってた。
 もしかして在庫処分しておいてマイナーチェンジして前の価格に戻すんじゃなかろうか?なんて思ってしまった。なら今のうちになんとか手に入れてしまいたいとあちこち探したら、若干高いもののポイントバックを考慮するとほぼ同程度の価格になるショップを見つけてポチった。
 届いて開封してみると、まずまずの重量でそれまでのオモチャっぽさはない。
 で、さっそくいじってみた。ZOOMのマルチは空間系に特化したMS-70CDR を使っているのでなんとなく操作はわかる。パッチに使いたいエフェクターを追加して、それぞれのエフェクターのパラメーターをモニター下側のダイヤルで調整する感じ。パッチは100個くらいメモリできるらしいけどせいぜい2~3個作れば事足りるだろう。

 自分が最初に手に入れたマルチエフェクターはKORGのA3だった。その時の歪みエフェクターはひどいものだった。空間系はなんとかなっても歪みは全く使えない音だったのであっという間にお蔵入りした。そのイメージがあったので、MS-70CDRを手に入れる時も歪み系まで入ってるMS-50G はやめておこうと思ったくらい。

 で、G2FOURはどうかというと、自分レベルの耳には実機との違いは感じられないくらいになってた。アンプのモデリングも歪み系エフェクターもすごく良い。これならコンパクトエフェクターを持たずにこれ1台で済ませられると思う。 最近手に入れた MOORE のパワーアンプ と組み合わせれば、ギグバックに収まるサイズなので、現場にキャビネットさえあれば重く嵩張るものを持たずに行ける。

 操作はディスプレイ横の矢印キーでエフェクターを選んで、下側のツマミで選択したエフェクターのパラメーターを調整する。この辺はMS-70CDR と同じ。ただ、ディスプレイ上には3つまでしかエフェクターを表示できないので、最大6つまで同時に使えるとなると、カーソルで横移動してそれぞれいじる必要があるのがちょっと面倒。MS-70CDR は1個ずつしか表示できないことを考えれば3倍は簡単になってるんだけど、なんだか面倒に感じてしまう。
「Handy Guitar Lab for G2 FOUR」というスマホアプリを使うと6台いっぺんにいじれるみたいなので、それを使うことを前提にしてるのかもしれない。アプリはすぐにインストールできるけど、i phoneで使う場合はUSB-Cに対応させる必要があってそのためのアダプターが高い。そろそろi phone買い替えの予定で、i phone15ならUSB-Cなんだからと我慢することにした。できればPC版を出して欲しいところだ。
 あと、エフェクター6つまでとなってるけど、アンプモデリングもリズムマシンもルーパーもそれぞれが1つのエフェクターと数えるので、アンプ+リズムマシン+ルーパーを使ったら残り3種類しか使えないことになる。そこはちょっと残念なところ。
ライブ使用なら、アンプ・リバーブ・ディレイの3つがデフォルトで他に歪み・モジュレーション・プラスアルファをいくつかのパッチに振り分けて使うことになると思うけど、チマチマとパッチの編集するのかと思うとちょっと気が重い。早くi phone買い替えねば。(笑)

 G2 FOUR はオーディオインターフェース機能も持ってるので、PCに直接繋いでDAW録音してみた。それに動画を組み合わせたのがこれ。
 ドラムの音は内臓のリズムマシンを使った。いくつかのトラックに分けて録ってみると思ったよりレイテンシーがあって、録音中はオンタイムなんだけど再生してみるとズレがあったので微調整して合わせる必要があった。考えてみたらルーパーで音を重ねたやつをDAWで録ればズレがなくて簡単だったかもしれない。ま、それもそのうちやってみよう。

 アプリを手に入れて操作性が上がれば更に使いやすくなるだろうから、来春の京都イベントに向けてパッチ編集を頑張ろう。ライブで使うのが楽しみだ。

2024年6月2日日曜日

ネック交換

 90年代の終わりごろに友人から譲ってもらった Fender American Vintage Telecaster は90年製で、今持ってるギターの中で一番古いギターだ。一時は「これ1本あれば他はいらない」って思うほど気に入ってる。


 しかし、自分はメイプル指板が苦手だ。
25年くらい弾いて今更って話だけど、その間弾き込めば慣れると思ってたけどダメだった。
 メイプル指板は表面が塗装されているのでチョーキングする時の指の滑りが悪い。それを無理にチョーキングすると最悪爪を剥がして流血となる。(このギターじゃないけど実際にやらかした)
力入れすぎるからそうなるのはわかってるんだけど、40年以上弾いてすっかり手癖になってしまってるから、今更それを矯正しようにもやりようがない。
 そのせいで最近はケースに入ってる時間が長く、いっそのこと手放すか?と考えたりもした。ローズ指板のテレキャスは1本あるんだし数本まとめ売りしてカスタムショップいっちゃうか?とかも考えたけど決断するほどじゃなかった。

 あれこれ考える中にネック交換という手段もあった。最初はバタースコッチブロンドのボディにローズのネックってどうなんだ?という見た目を気にしていたのだけど、70年代にはその組み合わせがあったのを知って、なら良いかと。
 そのタイミングで Hybrid II Telecaster Neck という国産のネックが比較的手に入りやすい価格で販売されたので購入。この時このハイブリッドとヴィンテージタイプの2種類があったんだけど、ハイブリッドは指板アールが少し緩くフレットも高めで弾きやすそうだったのでこっちをチョイス。


オリジナルと並べるとオリジナルの雰囲気がすごすぎる。(笑)


で、例によって Utsu工房 さんに交換を依頼。
無事入れ替わった。ペグなどは取り外すとヘッドの塗装を剥がしてしまいそうだったので新しいペグを取り寄せてもらった。




ハイブリッドはツバ出しの22フレットだ


ヘッドの色が白すぎるのだけどこればかりは仕方ない。そのうち日焼けで変わってくるだろう。(それまで自分が生きてれば 笑)


どうせ新しいペグを付けるならとゴトーのロトマチックタイプにしてもらった。ヴィンテージの雰囲気はないけど、チューニングのしやすさはこっちだ。どうせネックだってハイブリッドなので気にならない。
ネック裏はサテンフィニッシュでサラサラしてる。Vanzandtのネックほどじゃないけど悪くない。(Vanzandtの塗装が良すぎるんだよな)


さっそく弦を張り替えて弾いてみると、めちゃくちゃ弾きやすいギターになった。オリジナルのネックは指板アールがきついからハイフレットで音づまりが無いよう弦高高めだったのが、今どきのギター並みに低くセッティングしてくれた。


 30年近く触ってきたギターなので、その弾き心地も体が覚えてる。なのに弾くと全く別のギターという、脳がバグるような不思議な感覚になった。まあそれも始めだけですぐに慣れちゃうだろうけど。

 これならまだまだこのギターを弾いていける。交換して良かった。
ギター買い替えるよりははるかに安く上がったことより、このギターを手放さずに済んだことが嬉しい。