2022年3月13日日曜日

裏山の藪刈り

 去年干し柿用の柿を収穫した木の横にある篠藪は昔はお茶畑だった。親父が亡くなってすぐ(ちょうど震災の頃)はまだ藪をかき分けてタラの芽を採ったりできたのが、今や踏み込むことさえ出来ないくらいに篠竹が密生している。数年前からやろうやろうと思いつつ、始める気になれずに放置していたからなおひどい状態に。
今年は庭木の剪定を片っ端からやったおかげで勢いが付き、やっと始める気になった。
篠竹はモノによっては3mくらいの高さまで伸びてしまっていた。更にツタが這い回り、篠竹同士を繋いでるから切っても簡単に倒れてくれない。

1日目終了時点
藪の中にある栗の木の幹が見えるようになった。

2日目終了時点。前日栗の木の奥を切ってもう1本の栗の木が見える所まで進んだ。

3日目は、10:30頃から始めてキリの良いところでお昼のつもりが、ついつい進んでしまって、飲まず食わずで15時までやってしまった。おかげでだいぶ進んだが。

前日頑張ったおかげで、4日目は2.5時間ほどで終了。この後栗の木の上側を切り落として作業終了。ざっくりと15~20坪くらいと思うが作業は延べ13時間くらいかかった。
写真ではあまり傾斜がわからないと思うが、iPhoneで測ったら20°くらいだった。この傾斜が膝に来るんだよなぁ。(汗)
切ったら切ったで、暑くなってきた頃に出てきた筍を刈らないとならない。つまり仕事を増やしたことになるのだ。そのことも、なかなか手を付けられなかった理由のひとつだった。

別角度から。
実はこれ2日目が終わった状態なのだけど、上から切ってるから下から見ると全く変化がない。

3日目。栗の木が見える。

作業終了。わかりにくいと思うが栗の木の上側を切ってある。

篠竹切りは切狭と竹切り鋸、それに普通の鋸を使い分ける。

これは前に刈払機で切った跡。こんな風に地面から10センチくらい残ってしまい、次に歩く時邪魔だし危ないので、1本ずつ鋸やハサミで切った。

しかも藪の中にはお茶の木も生えてる。これがあるから刈払機は使いづらいというのもある。篠竹を切りながらお茶の木が出てきたら根本から切る。ここまで切ってもたちまち伸びてくる。お茶を枯らすのは至難の業だ。

中には恒例の葛。数年でこんな太さに育ってしまう。このツルが篠竹~栗の木~枝垂れ桜の枝と伝って、夏場は桜の木が葛の葉に覆われてしまう。

切った篠竹は切りっぱなしにして、その上を歩くと竹同士が滑ってすごく危ない。6月下旬頃出てくる筍を刈払機で刈る時に邪魔にもなるので全て片付ける。大変でも一番上側にまとめた。自分の背丈ほどに積み上がってる。

篠竹と言ってるが、柿の木側は太い篠竹だが、奥に行くと細い笹竹に変わる。そして、奥に行くと日当たりの加減か密度がやや薄くなる。

お茶の木は、上の方は根本から切ったけど、下の方2列だけ残してみた。藪になる前はお茶は繋がってて田植えの後に茶摘みを手伝わされたものだ。

栗の木は実生で生えて、たちまちこんなに大きくなってしまった。上の方で一度折れてるし、この上にある枝垂れ桜の花が良く見えるよう上側を切り落とした。

この桜を愛でるために藪を切り開いた。ここ数年葛が這い上がって絡みついてるのを下から見て可愛そうに思っていた。

2013年にはこんな風に咲いていた。
この頃は、桜の幹も見えるし、手前にはまだお茶の葉っぱが篠竹に混じって見えている。
今年は無理かもしれないが、来年はこんな感じに咲いてくれると良いな。

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