2020年1月26日日曜日

ハムバッカー弾き比べ

去年の春以来、アコギやらMomoseやらを入手したおかげで、ケースにしまいっぱなしになっていたGreco SV-600を引っ張り出した。弦を交換しようかと思ったら、潤滑油兼弦の保護をしてくれるオイルのおかげで全く錆びてなくて、そのまま弾ける状態だった。


弾いてみるとやっぱりいい音だな~~
あ、そうだ、Momoseもハムバッカーだから、レスポールも入れてハムバッカー3本の音を弾き比べてみよう。

ということで弾き比べた3本のデータ

Momose MTD2-LTD/M(Telecaster Deluxe)2015
前回の弾き比べでも紹介したが、ワイドレンジハムバッカーは、ギブソン系とは全く違う音がする。澄んだクリアな音はシングルコイルかと思ってしまうほど。高音が際立っていて、トーンを4~5くらいまで絞ってギブソンのハムの10くらいに感じる。その代わりというのも変だがサスティーンは3本の中では一番短い。決してパワーが無いわけではないのだけど。

Gibson Les Paul Reissue 1990
レスポールは、昨年11月にフロントPUの不調でBurstbucker に交換した。
新しいPUだからなのかもしれないけど、フロントは一番パワーがあるように感じる。
以前はレスポールのクリーントーンは(特にリヤは)好きではなかったのだけど、最近は悪くないと感じるようになった。


GrecoSV-600 1980
数年前に中古で手に入れた80'製のセミアコ、ブランドはGrecoだが製造はFujigen。
既に40年経ち立派なヴィンテージギターだ。買った時にこのギターのことを調べたら、上位機種のSV-800のPU(PU-2)が付いてる時があるというので、見てみたらやはりPU-2だった。335よりもちょっと小さいボディに対してデカイヘッドが仇となり、立って弾くとヘッド落ちしてしまうのがちょっと惜しい。

弾き比べた動画はこちら。
最初全部1コーラスごとにつないだら、9分超えの動画になってしまったので再編集して短くした。(笑)

動画では、ギターのコントロールは全部10、アンプのセッティングはもちろん全て同じ。
こうやって弾き比べると、Momoseの音は全くの別物。シングルコイルのギターと比較してもどっちがどっち?ってくらいのトーンだ。他の2本と比べるとキンキンしてるように聞こえるけど、実際に弾いてるとクリアなトーンがとても心地よい。
レスポールとSV-600は同じタイプのPUなので良く似てるから動画だと違いがわからないかもしれないけど、レスポールの音はソリッドだけに(ピックアップの差かも?)音の輪郭がハッキリしてる。一方SV-600はセミアコだけに柔らかく丸みのある音だが、レスポールと比べると少しボヤッとした音に感じる。まあ、この差は良し悪しではなく、どっちが好みの音かって話だろう。あるいは、演る曲によって使い分けるのベターだと思う。2本ともサスティーンが伸びて、ソロを弾くと「あー楽だわ~」ってなる。

ところで、レスポールだけストラップをしていることに気づくと思う。これは、座って弾く時、重いボディのおかげで、ギターが自分が弾きたい位置よりも右にずれてしまうのと、ボディが小さいからネックが少し低くなり自分にはちょっと弾きにくい。なのでストラップでほんのちょっと上げて体の正面に来るようにしている。フェンダーのギターはテレキャスもストラトも、立っても座っても弾きやすいのは、その辺のバランスを考えて作られているのかもしれないな。

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