2023年4月8日土曜日

Vanzandt STV-R3がやってきた!やっぱり2トーンが好き

ここ数年は年に2本くらいのペースでギターを買ってるけど、デジマートなんていう目に毒なサイトがあるものだから次から次へと欲しいギターが現れて困る。

で今度はまたストラト。ってこの前ストラトのシールディングしたって投稿したばかりじゃないかって思うかもしれませんがFender MEXは手放してませんよ。

このストラト購入のきっかけは去年手に入れたVanzandtのテレキャスとFender MEXのストラトな訳です。ストラトは気に入ってるんだけど、極薄ラッカーのVanzandtと比べると塗膜の厚みのあるストラトはボディの振動が全然違う(と思ってしまった)ので、「同じストラトでもVanzandtならやっぱボディが鳴るんだろうなぁ」なんて思った訳です。

が、ここから迷走が始まる。2本目だしそんなに高くなくても良いよなってことでFenderの初代American vintageストラトを考えたけどカラーバリエーションが少ない。ボクは60年代ストラトの3トーンサンバーストがどうしても好きになれないのと黒が昔からダメだった。そうなると選べるカラーはオリンピックホワイトくらい。あ、指板はローズ縛り。メイプル指板は良いんだけどフレット打ち替えで痛い目にあったのでここはローズで。

んじゃあ今のAmerican vintageⅡは?と色々調べたらトップラッカーだったので、それじゃ購入動機から完全に離れちゃう。となるとFenderブランドでは custom shopしかない。中古なら手持ちのギターを何本か手放すことでなんとか手が届く。増えすぎたギターを減らすにも有効かもしれない。が、その時点で選べるカラーはシャーウッドグリーンとかの実物を見ないで買える感じじゃなかった。まあ金額的にも一度見てからでないと清水の舞台から飛び降りることもできない。

並行でVanzandtもチェックしていたけどなかなか心に響くギターが現れない。オリンピックホワイトはあったのでそれにしようか、はたまた時間がかかってもカスタムカラーで行くかなんて思いながら日々ギターを探してたら先月末になってついに現れた。50年代ストラトの2トーンサンバーストにローズ指板の個体。ストラトの歴史を調べるとメイプル指板からローズ指板に切り替わる1959年にこういう個体がわずかにあったらしく、たまにCustom shop製のが出たりして「これ良いなぁ」って思ってたやつ。

心に響くとはこのことだなって感じで速攻でポチった。テレキャスがあるからネックのフィーリングとか全く違うものが来ることはないだろうと安心して発注できた。このギターのために積み立ててたわけじゃないけど、ちょうど満期になるタイミングだったので良かった。あと血迷ってCustom shop を買わずに済んで良かった。(笑)

2本目のVanzandt。やっぱ2トーンだよね~



アッシュボディにローズ指板がR3。去年買ったテレキャスも同じR3だ。
ライトの映り込みを見ると独特な塗装の仕上げがわかると思う。ツルっとしてるんだけどピカピカじゃない。この辺ウレタン塗装のFenderMEXと並べると全然違う。
2本のストラトを生音で弾き比べると、Vanzandtの方が軽やかな感じがするのはボディ材と塗装の違いからくるものだろう。

指板はマダガスカルローズ。
今年からマダガスカルローズ枯渇でインディアンローズに仕様変更になると聞いて、優先順位が上の別のギターがあったんだけどマダガスカルローズが流通してるウチに手に入れたいとなった。
マダガスカルローズは南半球産なのでブラジリアンローズ(ハカランダ)に似てるがインディアンは北半球なので質感が違うという話を聞いていたので、同じ価格ならマダガスカルの方を選びたいと思ってた。
メイプルと比べるとやはりアタックが柔らかい。メイプル指板のパキーンとした感じは好きなんだけど、いかんせんフレット交換した時の出費が痛すぎる。

Vanzandtのフレットエッジの処理は素晴らしい。

ネックはテレキャスのネックみたいに派手なトラ目のないメイプル。あまり派手なのは個人的にあまり好きじゃないのでこれで十分オッケー。ネックの形状はテレキャスよりも若干フラットな感じがする。

この塗装の感じはVanzandtならでは。サテンフィニッシュではないんだけどサテンのような手触り(とも微妙に違うのだけど)が素晴らしい。

ヘッドの形は同じはずなんだけど、塗装が薄いぶんエッジが立ってるように見える。

搭載されてるPUはTrueVintage(だったはず)中域が太いBluesとかよりもオリジナルストラトに近そうだったのでこっちの方が好印象。ノイズは小さい。導電塗料でシールディングしたFenderMEXと同じくらいだ。
出音は生音の感じがそのまま出る感じで、音が軽やかで歯切れが良いと思う。FenderMEXはダンカンに交換されているけど、もう少し粘る感じでロックやるならこっちかなって音。Vanzandtはコード弾きで音がグシャっとならないのでクリーントーンとかあまり歪ませない方が合いそうな感じがする。
違いが大きいのはハーフトーン。FenderMEXはなんというか濁る(というのとも違うんだけど)感じでイマイチ使いたいと思えないのに対して、Vanzandtはとてもクリアでキレイな鳴り方するのでどんどん使ってみたいと思わされる。
いずれ比較動画作ってみたいと思ってるけど、動画ではあまり音の違いが出そうにないのでどうしたものか。

さてそろそろ欲しいと思うギターも減ってきたし、増えすぎたギターを減らす算段をせねばならんなぁ。(手放してもそのお金で買っちゃうんだけど)

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