2022年1月3日月曜日

ロケットストーブ作り

 12月に近所の管釣りで試投会をやった。

今までは管理棟の中に展示させてもらっていたのがコロナの関係で屋外に展示することになった。
屋外はやっぱ寒いよな。焚き火しようかな。でも周りに枯れ草とかあるし、山も近いんでちょっと危ないか?と考えを巡らすうちにロケットストーブなら炎があまり外に出ないんで良くないか?と思いついた。作り方はYou Tubeを探せばいくらでも見つかる。

まずは手持ちの煙突を組み合わせて基本構造で燃焼実験。

ちゃんと炎が奥に向かっているので構造的にはこれでオッケー。排気側の煙突が外気にさらされて内部温度が下がるからか黒煙が出る。

これを踏まえて製作したのがこれ。
一斗缶に基本構造を収めて、一斗缶の中にはパーライトを充填して排気側の煙突を保温。この部分をヒートライザーと言うらしい。
ちなみに一斗缶は毎年末にお歳暮で一斗缶入りのせんべいをもらうのでいくつか手持ちがあった。

You Tubeで見るのは、一斗缶上面と煙突の長さを合わせ、五徳を置いて調理できるようにしてるのが多い。ボクの場合は炎が吹き出さないようにしたかったので切らずにおいた。

出来たら即ためし焚き。ヒートライザーの保温効果で黒煙が減った。というかちゃんと薪が燃えてる限り煙は出ない。引っ張る力も大きくなった感じがする。

この状態で一度竿の作業場に入れて暖房に使ってみたのだけど、思ったほど暖かくない。これはせっかくの高温の排気をそのまま煙突で外に捨ててしまうからだろうと考えた。するとYouTubeで衣笠式というのを作ってる人がいた。

これに発想を得て、上にもう一個缶を被せて缶自体に熱を持たせれば良いんじゃないか?
と考えたのがこれ。
ブロックのかけらを置いて缶を被せた。下にブロックを置いたのは、被せた缶の高さと煙突の長さがほとんど同じで排気を遮ってしまうから。この仕様だとブロックで空いた隙間から排気する。

イベントではこの状態で使った。この日は暖かい日でストーブなくても良かったんだけど、せっかくなのでと使った。上においたヤカンのお湯でコーヒーを淹れるくらいはできた。

イベントで使ってみて、被せた缶がぐらついて不安定だったのを解消せねばと考えていた時知人に「缶の蓋を下側に置いてはめ込めば?」とアドバイスしてもらってさっそくやってみた。
下の缶の蓋と上の缶の蓋をボルトで固定してここに上の缶をはめ込む。
煙突が長いので切ってやろうと思った時You Tubeで煙突の上側を巻き込んで五徳にしてる人が居たのを思い出して真似してみた。外で上に被せずに調理したい時に役に立つだろう。(そんな時が来るのかは不明だけど)

上の缶がキッチリ収まるようになれば煙突の出口をつける必要がある。エビ曲管を取付けて試し焚きした結果は問題なし。

作業場に収めてみた。上の缶が無い時よりも室温の上がりが早まった感じがする。ただ、普通の薪ストーブのように一気に室温を上げるような暖かさは無い。ストーブをもっと真ん中に置いて煙突を長くすれば煙突の発熱でもう少し早く暖まるかもしれないが、予算的にもスペース的にもこれが限界。

暖房のためなら十分機能するようになったのだけど、薪ストーブのお楽しみ(笑)焼き芋を焼くのがちょっとやりずらい。煙突とつなげてしまった上の缶をいちいち持ち上げて芋を出し入れするのは面倒なので側面に扉をつけた。

材料は草刈り機の混合油が入っていた4リットル缶を切り出して作った。

蝶番を付属のタッピングビスで止めたら肉薄の缶ではさっぱり効かない。扉を開けるだけでネジが外れてしまうので、これまた知人のアドバイスでリベットに変更。このためにわざわざリベッター買ってしまった。でも、ネジ止めよりもはるかにしっかりと止まる。

焼き芋もこのとおり。
ストーブ内の温度が上がりすぎないからか、新聞紙を濡らすと全く焦げない蒸し焼き状態の焼き芋になる。めっちゃ美味いんだけど、ちょっと焦げた方が焼き芋らしいので、新聞紙を薄くしたり濡らす量を加減しながらのトライ・アンド・エラーをやってるところ。いずれ理想の焼き芋が焼けるかも?ん?焼き芋のためのストーブだったのか?(笑)

手持ちの材料だけで作ろうと始めたけど、追加であれこれ買ってそれなりの費用がかかったけど、作る楽しみ(これ大事)も含めた金額と考えれば安いものだ。
ロケットストーブは野外では暖を取るにはちょっと物足りないと思ったら、それを解決するようなロケットストーブもYouTubeで見つけてるので、秋の焚き火シーズンまでに作ってみたい。最近YouTubeで見るのはこの手のストーブ作りの動画ばかりだ。(笑)

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