コロナ禍が始まって1年以上経ったが、いまだ感染が収まる様子がなくてホントに困ったものだ。頼みの綱がワクチンのみというのもいかがなものか、他に打つ手は無いのかと常々思う。
そのワクチンだが、ウチの市では4月から高齢者のワクチン接種が始まったが、自分の順番が回ってくるのはだいぶ先、早くても9月頃か？と思ってた。基礎疾患は抱えてるが、50代なかばともなればなにがしかの基礎疾患を抱えてる人がほとんどだし、我が市もご多分に漏れず予約で大変だ（と高齢者の姉が言ってた）から、そんなに早く接種できるとは思えなかった。
念のため、基礎疾患の定義を調べると自分は該当することがわかった。ということで6月下旬に一応接種の申込みをした。上に書いたような理由で、回答が来るのはずっと先なんだろうと思ってたら意外にも申請締め切り後1週間ほどで接種券が届いた。しかも、接種場所を近所の医院と希望したら、市と医院で日程調整して接種日を後日連絡くれることになってた。つまり予約不要。ちょっと拍子抜け。（笑）
数日後には接種日の連絡が来て、あっさりと1回目が7/13と決まった。
実はワクチンを打つことを少しためらっていた。よく耳にする「ワクチンあぶない」ってのが理由ではなく、あのブスっと刺す注射が見るからに痛そうで、昔から注射嫌いで結構な頻度で貧血起こしていたボクにはあれがどうにもイヤだったのだ。（他にも副反応で高熱が出たとか色々とネガティブな情報が入ってきてたし。）
だからと言って、打たないという選択肢はないなと思ってたところに、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身さんのCMで「持病のある方や高齢者にとっては、特にメリットが大きいです。」というのを見て、やっぱ打っておくべきと思った。尾身さんのCM↓
○接種1回目（7/13）
あらかじめ記入した問診票と接種券を提出し、体温・血圧・酸素飽和度の測定後、接種専用の待合スペースで30分ほど待って先生のところに。この日はついでにぜん息の薬を出してもらう都合で先生との問診の後に接種。
例のあの刺し方は「チクっとしますよ」と言われたものの、いつ打たれたのかもよくわからないうちに終わってしまった。テレビで見るあの映像とのギャップに驚いた。（先生の話では、ワクチンの注射針は点滴や採血の針よりもはるかに細いので、まず痛みは感じないはずとのことだった。）
接種後15分待機ということで、タイマーを持たされて先程のスペースで待ってると、5分後くらいから気分が悪くなってきた。やっぱり貧血来た。何度も経験してるので貧血が来る時の感覚はわかってる。看護師さんに「貧血です」と告げ、ベットに横になったあたりで吐き気、めまい、息苦しさが一気に来た。血圧が60/40くらいまで下がり点滴を打たれる。15分ほどで回復し血圧も戻ってきたが、点滴が終わるまで1時間ほどベッドで過ごすことになった。
帰宅後は軽い吐き気のような感じがあったが、それは貧血の後遺症（？）だと思う。副反応は、ごく軽く酔ったような感覚が終日続いたのがそれだったのかな？と翌日になって思ったくらい。あとは注射した部分の筋肉痛が3日目の朝まで続いたけど夕方までには消えた。と言っても、良く聞く「腕が上がらない」なんて痛さではなく、動かすとちょっと痛むかな？くらい。
貧血起こすというドタバタはあったけど、その後は心配するようなこともなく1回目は終わり、3週間後に2回目の接種が決まった。
倒れた時に、2回目を打たないという選択もありますよと言われ、実際同じような症状で2回目をやめた人も居たらしい。けど、辛い思いをしてせっかく打ったのに2回目打たなかったら倒れ損だ。（笑）
余談だが、貧血と自分では言ってるが今は「血管迷走神経反射」という病名がちゃんと付いてることを今回知った。戻ってから調べたら、子供の頃夏の朝礼の時とかバタっと倒れる子が居たけどあれがそうらしい。自分の症状もそれだと言われた。
○接種2回目（8/3）
1回目のドタバタがあったので、2回目は始めからベッドに横になっての接種。
前回、次は点滴打ちながらと言われてたけど、症状が出てからで良いだろうとなりそのまま接種。注射は今回のほうがちょっと痛かったけど、気分が悪くなるようなことはなかった。2回目は慣れたか？
横になってる時、他の接種の人と看護師さんの会話が聞こえてきた。「今日は午前6人午後6人です。」なるほど、ワクチン一瓶から6回分取れるから6人ずつなんだな。でも、高齢者接種のピーク時はかなり多くて、この医院でも予約がなかなか取れない状況だったみたいだ。そう考えると良いタイミングだったと思う。
15分待機のところ30分はベッドから起きないようにと言われ、その間体調に異変はなくすんなりと帰宅。
2回目の接種済証
接種は何事もなく終わったけど、その後の副反応が気になった。まわりの人達から2回目の接種後熱が出たとかなりの確率で聞いてたから自分も出るんだろうと覚悟していた。が、特に体調に異変はなく、定期的に体温チェックしても全く上がる様子はない。食欲もバリバリあって、もし発熱したら食べられなくなるかもしれないから、食べれる時に食べとこうとつい食べ過ぎるほどだ。（笑）
1回目で感じた軽く酔ったような感覚がちょっとだけ強く、顔がボォっとする感じが寝るまで続いた（不快に感じるほどじゃない）けど翌朝には消えてた。腕の筋肉痛は前回同様腕が上がらないような痛みはなく、決まった方向に腕を動かした時だけ痛むくらいで3日目には消えた。
たまたまテレビで接種後の副反応の割合を取り上げてたので、自分でもちょっとググってみたら、厚労省のデータを見つけた。
これによると、ファイザー製のワクチンの場合、発熱は30%くらいだから知り合いが二人熱出したら自分は出ないということになるかも？いや、それは違うな。（笑）
副反応が出た人は抗体ができてる証拠だと言えるけど、なかった場合はどうなんだ？とちょっと不安になったけど、それも調べたら、副反応が出ても出なくても抗体はちゃんとできてるそうだ。
ということで、自分の場合これといった副反応もなく（貧血は別の話だから 苦笑）無事接種が終わった。今までのしかかっていたなんとも重苦しいものが少し軽くなった気分だ。と言っても、1週間くらい経たないと十分な予防効果は得られないそうだから、自由の身になるまでもう少し。なんて、今の茨城県（以外も）の状況を見るとフラフラ出歩こうなんて気にはなれない。いや、「まん防」が適用されてなかったとしても猛暑の中わざわざ出かけはしないか。この1年半ですっかり出不精になってしまったもの。（笑）
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