2020年6月21日日曜日

Cubase 面白い

去年買ったLine6のアンプにバンドルされていたDAWソフト「Cubase LE」がだんだん面白くなってきた。
DAWは「Digital Audio Workstation」の略で、DTM(Desk Top Music)制作のためのソフトで、いわゆる打ち込みで音楽を作っていくソフト(アプリ)のことだ。曲の進行に合わせてコードやドラムのリズムパターンなどを1小節単位で入力してPCに演奏させるもの。昔はPCの性能が低かったので、ソフトでは譜割りを入力するだけで、鳴らすための音源はPCとは別に用意しなければいけなかったけど、今はソフトに入ってる音源だけで十分やれる。更にギターやベースなどの楽器をPCにつなげばそのまま録音もできる。

You Tubeのギター関連の動画を見てると時々出てくるので名前は知っていた。でも、ずいぶん昔にDTMにトライした時、ソフトの使い方が全くわからず挫折した経験があるので自分には無理だと思ってた。それでもまあタダなんだしと(笑)一応インストールしてみたら、何が何やら感は昔と変わらずやっぱり放置。

ふと、ネットで調べれば解説のページやYou Tubeの解説動画が見つかるんだから、解説本なんかもあるんじゃないか?と探したらやっぱりあった。
この本を手に入れてやっとCubaseの構成とかが見えてきた。



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少しソフトの使い方がわかったところで真っ先にやったのはギターの録音。
アンプのUSBアウトからPCに接続するだけでオッケーみたいに思ってたけど、PCの設定なのかCubaseの設定なのかわからないがどうにも上手くいかない。こねくり回してるうちに運良く録れる状態になってもレイテンシーがひどくて結局録音はできず再度放置。(苦笑)

ここで話はそれるが、iPhoneにGarageBandというアプリがデフォルトで入ってて、それでマルチトラックレコーディングが出来ると知人から聞いた。それまでてっきり音楽系のゲームだと思ってたので全く触らなかったのだけどDAWソフトだった。
GarageBandはiPhoneのマイクで録音できるので、ギターの多重録音が簡単にできる。ただ、オケの作り方がわからない。調べればできそうだけど、小さい画面でやるのはローガンには辛く、それならCubaseでバックトラックを作って、GarageBandで読み込ませた上にギターを重ねた方が楽だなとなって、ギターを録るのは置いておいて基本的なトラックの作り方などをこのタイミングで覚えた。


Cubaseが楽なのは、コード進行を入力してやれば、その構成音を自動でキーボードの音に変換してくれるところ。ギター弾きは、コードはフォームで覚えちゃうから構成音なんて知らない。書けと言われてもできるわけがないので超便利だ。更にそのキーボードの音からベースパートの音もできる。音楽的かどうかは別として、コードを鳴らしてくれるだけの最低限の伴奏ならこれでできる。ドラムも、あらかじめソフトに入っているリズムパターン(膨大なパターンがある)から選ぶだけで、なんとなく雰囲気に合ったものになる。

そうやって作ったのがこれ。(ファイルを消してしまったので、Twitterに貼った動画で)

Cubaseで作ったバックトラックをGarageBandで読み込んでリズムギターとリードギターを録音し、後から当て振りの動画を撮って合成した。これだけ作るのに何日かけたことか。(笑)

なんとか1曲分作ることは出来た。となれば、You Tubeで見るみたいな演奏動画として作ってみたくなる。メロディの決まってる曲なら当て振りもできるけど、ブルースのようにアドリブメインの曲は無理。
録音と撮影をいっぺんにやれば良い話だけど、GarageBandで演奏・録音しながらiPhoneで動画撮影はできない。更にiPhoneにはヘッドホンアウトがないので、Bluetoothヘッドホンを使わねばならず、ここで多少のレイテンシーが生じる。そのズレをiPhoneの小さい画面で指先プルプルさせながら調整するのは苦痛でしかない。それが出来てやっと動画との合成作業となるので、こうなるとCubaseで録音した方が楽に思えてきた。そのためにはオーディオインターフェース(ギターの音をPCに取り込むための機材)がないとギターの音をPCに取り込めそうにないのでZOOM GCE-3 を手に入れた。


マルチエフェクターみたいな見た目だけど、ペダルとかボタン類は全てダミー
ゼロレイテンシーが売りなだけあって、全くレイテンシーは感じない上に、PC上で使えるマルチエフェクター「Guitar LAB」が付いてくるので、アンプを使わずに色々と音を作れる。もちろんアンプのラインアウトからGCE-3につないでアンプの音を録ってもいい。


Cubaseとのデータのやり取りは、設定らしい設定はなく、GCE-3経由でギターをつなげばそのままCubaseで録音できた。この辺が昔のソフトと違うところ。大概この設定でつまづくんだから。

オーディオインターフェースを使ったら、今まで苦労させられた問題があっさり解決して、雑音のない良い音で(良いプレイかは別)録りつつ、デジカメで動画も撮影、Windowsにデフォルトで入ってるムービーメーカーで、音源を読み込んで動画とタイミングを合わせれば、お!これならYou Tubeの動画と同じ感じになったじゃん!と。

一つ作るたびにわからないことが出てくるので、解説本やネットでやり方を調べてやってみる。それが上手くいくと、少し雰囲気が良くなる。ってことでブルースを作ってみた。

決められたリズムパターンにフィルやらを追加したらそれっぽく聞こえるようになった。ちなみにこの曲ではベースパートは、Guitar LABに入ってるオクターバーを通してギターの音をベースぽくして録音してみたけどイマイチ。安物でいいからベースが欲しい。

録音では、バッキングとリードでギターを持ち替えてるので、そのへんを動画に反映してみたくなった。パートごとに録音と撮影をやって、動画編集で切り替えていく訳だが、手持ちのソフトではタイミングを合わせるのが難しく結構苦労したけど、出来てみるとまあまあ良い感じの動画になったんじゃないかと自画自賛してるのがこの動画。
本来は歌ものだけど、歌を入れるのはギター弾くより恥ずかしい。(笑)

とまあ、こんな感じでたどたどしいながらも、少しずつCubaseが使えるようになってきた。やれることが増えてくると、面白さも増えてきてついつい夢中でやってしまう。コロナ禍で外出自粛が続いたとしても(なんとか解除にはなったけど)家にこもってチマチマやってられそうな気がするくらいには面白さを感じてる。さて次は何を作ろうかな。


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