2019年11月7日木曜日

母屋用アンプ入替

昼間はほとんど仕事場で過ごすので、ギターを弾くのも仕事場が多い。(それを仕事場と言うのか?という話は置いといて)
少し前まで仕事場にはVOXのNT15を置いていたので、母屋ではBOSSのKATANA-50を使っていたがVOXが壊れた。修理に出したところ、真空管の1本がだめになったみたいで、修理からまだ帰ってきてない。
ということで、仕事場にKATANAを持ってきて、母屋には使ってなかったYAMAHAのTHR10を持っていったのだが、THRは小さくて軽い分音はそれなりだ。ステレオなので広がりのある音ではあるが、ブルースを弾くことが多い自分にはどうもしっくりこない。(アコギをつなぐと良いけど)

これは母屋用に小さいアンプを手に入れた方が良いんじゃないか?

予算は2万円くらい、THRの中古相場を見るとそこそこ良い値段で取引されてるようなので、持ち出し1万円くらいでなんとかなるんじゃないかと。
モデリングアンプは、各メーカーのアンプシュミレーション+膨大なエフェクター搭載は当たり前。そんなにたくさんのエフェクターはいらないけど、アンプだけで完結した方が何かと楽だ。PCやスマホで細かい音作りができればなお良い。

候補に上がったのは、KATANAを買う前に比べていたFenderのMustangとMarshallのCODE25。Mustangは前はGT40を考えていたけど、最近LT25という25wのが出たので今回はそっちが候補に。
You Tubeで音をチェックし、個人のブログでそれぞれの比較をしてる人の記事を参考にした(ショップの記事はあてにならない)結果、Fender、Marshall一長一短あって、現物を弾き比べるしかないか?となった頃に、偶然AmazonでLine6のSpider Ⅴ20というAmazon限定のアンプを見つけた。と言うかAmazonが勝手におすすめしてきた。(笑)

ベッドルームで使うなら20wあれば十分だし、8インチスピーカーはちょっと小さいけど、練習用なら十分じゃないか?機能面では候補のアンプと遜色ない。Line6は全く対象外だったのだけど、もしかして良いのかもとSpiderⅤシリーズをチェックしてみたら、30wは20wよりも使いやすそうだ。
最近MkⅡというのにバージョンアップしたようだが、バージョンアップ前後のスペックを比較しても差がわからない。国内の販売店の動画では、30wには付いてないワイヤレス機能だのの説明ばかり(その機能は旧バージョンでも使える)で、実際バージョンアップでどう良くなったかが全くわからなかった。機能的に大差ないなら旧バージョンが格安で出ていたので、そっちでも良いか?と思ったくらいだ。
やっと見つけた海外の動画で、MkⅡで追加になった『クラシック・スピーカー・モード』についての説明を見て、旧バージョンよりもずっと抜けの良い音になることがわかって、なるほどこれは良いと初めて納得できた。以前(短い期間だったけど)所有していたモデリングアンプはどんなに音を調整しても、布1枚被せたような感じが消せず、今回もこの点を気にしていたので、これなら良いかなと思えた。
動画では、60wのレビューで、60wの12インチスピーカーと30wの8インチでどのくらい違うのか不安ではあったけど、最終的にはiPhoneのLightningケーブルがそのまま使えるところが決め手になって購入決定。(ボクが調べた限りでは、MustangLT25はスマホ操作はできないし、CODE25はアンプ側のUSB端子がマイクロBで、iPhoneをつなぐには、間にOTGケーブルとマイクロB端子のUSBケーブルを別に買わなければいけない。)

予算的にちょっとオーバーしたけど、たまたま送料無料の期間中だったのと、配布されてたクーポンで¥2,000ちょっと安く買えた。仮に他のアンプにして、別売のケーブル類を買ったら同じくらいになってしまっただろう。


KATANAとのサイズ比較
高さはほぼ同じだけど、幅と厚みがかなり違う。まあ30wだし8インチスピーカーなんだからこんなものだろう。重量は7キロちょっととKATANAより4キロほど軽い。


20wにはこの液晶ディスプレイが無い。
内蔵されたチューナーを使うなら、このくらいのサイズがないと使いにくい。


モデリングしたアンプのセッティングやエフェクターのセッティングはスマホ(orPC)でやるが、アンプ側でもコントロールできる。このへんはKATANAと同じ。
写真右側の「AMP」というボタンを押すとアンプのコントロールになる。
スマホでセットした範囲の中でコントロールが効く感じかな。


液晶モニターには、セッティングされたものが、どう変わっているかが表示され、左側のつまみの位置とは少し違う。


「AMP」の下の「FX」を押すと、下側のCOMP~REVERVが点灯。スマホでセットしたエフェクターが、それぞれのつまみに設定されるので、つまみをいじることで、エフェクトを切ったりかかりの深さを変えることができる。このへんもKATANAと同じなのですんなりと使えるようになった。
写真だとわかりにくいかもしれないが、エフェクターのオンオフで明るさが違う。


スマホのアプリ「Spider Remote」アンプタイプから各種エフェクターの切り替え、セッティングが簡単にできる。マニュアルはなくても、普通にアンプいじったりエフェクターいじる感覚で操作できる。
アンプ側の液晶モニターとつまみでも出来るみたいだけど、かなり面倒な感じがする。


同じUSBでケーブルでスマホの音をアンプで流せるのは練習にもってこいだ。やったことはないけど逆に録音もできるらしい。


肝心の音は、KATANAの12インチスピーカーと比べたら、やはり音の深みみたいなものは違うが練習用としてなら十分以上だった。気になっていた音の抜けは『クラシック・スピーカー・モード』が効いてまずまずの音で鳴ってくれる。エレキを弾く時はクラシックモード、アコギを弾く時は旧来のフルレンジモードの方が良い感じだった。
プリセットされてる、100種類(以上?)の音は、良さそうなのもあれば、全くいらないのもある。選択はつまみを回して順番に呼び出すので、欲しい音がすぐに呼び出せるとは限らない。自分が使う音だけをまとめた方が楽そうだけど、その音を決めるのも面倒なくらいたくさんあるのはちょっと困る。

いくら動画で確認しても、現物を触ってみるまでは安心はできない訳だけど、今回はこれで正解だった。良かったよかった。

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