2019年10月21日月曜日

台風19号

日本各地で大きな災害を起こした台風19号が通ってから1週間過ぎた。
台風が来る前、テレビなどでは「過去最大規模の台風」と言い続けてた。その前の15号で千葉県などで大きな被害が出たので、強風対策をしっかりしろと何度も何度も言っていた。
ウチ辺りはどうなんだろうと、天気予報サイトを数ヶ所見比べたが、風は最大でも20メートルくらいの予報だった。予報では瞬間風速が60メートルとか言ってたけど、ウチまで来る前に上陸して勢力が落ちるからなのかもしれない、それよりは雨の方が怖そうだと思った。

雨は10/12の朝から降っていたが、14:00頃から一気に雨量が増え、台風が通過した23:00頃まで毎時30~40ミリ降った。風は予報通りだったようで時折強い風が吹いたが、風の音より雨の音のほうが気になる感じだった。幸い停電は無く、ずっとテレビの台風情報を流しながら降雨量をスマホでチェックすると、いつも7~8ミリ/10分くらい(単純計算で40ミリ/時くらいになる)で降り続いていた。結果総雨量は300ミリに届きそうな勢いだった。

夕方避難勧告が出たが、避難所は我が家から8キロほどの所。
我が家は川からはだいぶ高い位置にあるので浸水の心配はないだろう。怖いのは裏山の土砂崩れ。ただ裏山全体が崩れることは考えにくい、家を建てる時に造成してできた法面(切土だけど)に絡む部分は弱いけど、その範囲なら家全体がやられることはないだろうと判断した。暗くなってから避難所まで行くのは違う危険もあるだろうと考え避難しないことにした。
あとになって考えたら、花を連れて行ったら避難所には入れてもらえなかっただろう。結果的に裏山は耐えてくれ、何事もなく台風は通過していったが、今後このようなことに遭った時、どうすれば良いのか悩んでしまう。と言うか喉元すぎれば・・・というやつで、次に何かあった時まで考えることはないのだろうな。

 一夜明け、川沿いの田畑の様子を見に行った。
スマホで、10キロほど下流にある水位計をチェックしたら、平水から4メートルも水位が上がっていたので、ウチもやられただろうと思ったのだ。案の定大量の砂やらゴミなどが流れ込んでいた。もう作ってないので作物の被害などはない。


この位置に橋をかけてあったのだが流失してしまった。親父が元気だった頃なら探してかけ直したかもしれないが、今となってはどうしようもない。


アングルが違うが、これが元々かかっていた橋。ボクが子供の頃にかけた橋なので、50年近く経っていたとは思う。今となっては、渡れなくても不便はないが、何かあった時は大回りしないとならないので、人が渡れるくらいの橋は欲しいような気もする。


近所では川が氾濫し田が一時川になってしまったところがあるし、下流に行くほど農地の被害は大きい。大きな河川沿いでは堤防決壊で住宅の浸水などの大きな被害が出たことを考えると我が家は被害はなかったと言っても良いだろう。

水戸市の浸水被害をニュースで見ると、昭和61年の台風10号の時を思い出す。あの時も、台風通過後に、上流で降った雨が到達したことによって堤防を越えてしまった。あの頃は今ほど堤防が整備されてなかったために浸水のエリアはとんでもない広さだった。当時水戸の会社に勤めていたので、水が引いた後の泥にまみれた街と、匂いは今でも忘れられない。(上流域の我が家あたりの被害は、今回の方が大きいと思うけれど。)

ということで、今回の台風では大きな被害を受けずに済んだけれど、果たして今回のような台風はもう来ないのだろうか?異常気象が異常ではなくなりつつある昨今では、今まで以上の頻度で来ても不思議ではないように思う。いざという時どうするか考えておかなければいけないようだ。

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