2019年3月28日木曜日

シルクラインって???

ボクが愛用しているシルクラインのメーカーである、ヤノシルクラインさんのブログで今、シルクラインが完成するまでのエピソードが綴られていてとても興味深い。


一連の記事の中で↓の記事に「なぜシルクラインなのか」ということが書かれてる。
https://yanosilkline.blogspot.com/2019/03/blog-post_26.html

では、ボクはなぜシルクラインなのか。

シルクラインとの出会いは、15年ほど前だったろうか?岩手に釣りに行った際、向こうの釣り仲間に紹介された方がシルクラインを使っていて、そのラインを投げさせてもらったのが最初だった。
その時のキャストフィールは、ケミカルラインのフィーリングとは全く違い、とてもトルクフルなループだった。ボクはバンブーを使い始めてから、できるだけラインスピードを落としたキャストが理想と思っていたので、シルクラインのフィーリングが一発で気に入ってしまった。

その翌シーズンからシルクラインを使い始めたように思う。その頃手に入るラインは、フランス製かドイツ製で、ボクはフランス製のものを手に入れた。最初はゴワゴワだったラインが使ううちにクタクタの柔らかいラインになった。浮力はグリスが効いてる限り、ケミカルラインよりもはるかに良く浮く。
ドライフライメインのボクにはこの2点がものすごいメリットになった。流れに身を委ねるように形を変える柔らかさと高浮力で剥がしやすい(=メンディングがやりやすい)ラインはボクの釣りになくてはならないラインになった。ついでに、ケミカルラインのメーカーから毎年各種ラインが発売されても「自分シルクなんで」の一言で片付けられる。(笑)
柔らかすぎてティップに絡む、足元に垂らしたラインが草などに絡む、グリスが流れで洗われれば浮力が落ちてしまう、というような欠点を補って余りある使い心地だった。

もうケミカルラインには戻れない。

数シーズンは何事もなく使えていたラインが、使い込むうちにコーティングが割れたり、ヒビが入ったりしたところから浸水してカビが生えたのか、ライン本体に黒いシミのようなものが出来てきたな、と思ったら何かのはずみでブツっと切れてしまうことが数回あって、これはどうしたものだろうと思っていた時に国産のシルクラインがあることを知った。

それがヤノシルクラインだった。


浅草のイベントで矢野さんと直接話し、(なぜ持っていったのか理由は覚えてないが)持参した自分の竿で試し振りをしてから購入することになった。
ヤノシルクラインは、それまでのラインとコーティングの質が違う。ラインを使い込んでしなやかになっても、ラインに傷が入るような感じがしない。
一番使ってるラインは、5~6シーズン使っている(他のラインより出番も多い)と思うけど、シルク自体が劣化してると感じる所は全くないので、これから先もずっと使い続けられると思う。まして、矢野さんは修理対応もしてくれる(らしい)。

竿もそうだけど、作っている人の顔が見えるモノは良い。なにか困ったことがあれば「矢野さ~~ん」と助けを求めることができるんだもの。

ボクがシルクラインを使う理由はこんな感じだ。

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