90年代の終わりごろに友人から譲ってもらった Fender American Vintage Telecaster は90年製で、今持ってるギターの中で一番古いギターだ。一時は「これ1本あれば他はいらない」って思うほど気に入ってる。
しかし、自分はメイプル指板が苦手だ。
25年くらい弾いて今更って話だけど、その間弾き込めば慣れると思ってたけどダメだった。
メイプル指板は表面が塗装されているのでチョーキングする時の指の滑りが悪い。それを無理にチョーキングすると最悪爪を剥がして流血となる。(このギターじゃないけど実際にやらかした)
力入れすぎるからそうなるのはわかってるんだけど、40年以上弾いてすっかり手癖になってしまってるから、今更それを矯正しようにもやりようがない。
そのせいで最近はケースに入ってる時間が長く、いっそのこと手放すか?と考えたりもした。ローズ指板のテレキャスは1本あるんだし数本まとめ売りしてカスタムショップいっちゃうか?とかも考えたけど決断するほどじゃなかった。
あれこれ考える中にネック交換という手段もあった。最初はバタースコッチブロンドのボディにローズのネックってどうなんだ?という見た目を気にしていたのだけど、70年代にはその組み合わせがあったのを知って、なら良いかと。
そのタイミングで Hybrid II Telecaster Neck という国産のネックが比較的手に入りやすい価格で販売されたので購入。この時このハイブリッドとヴィンテージタイプの2種類があったんだけど、ハイブリッドは指板アールが少し緩くフレットも高めで弾きやすそうだったのでこっちをチョイス。
オリジナルと並べるとオリジナルの雰囲気がすごすぎる。(笑)
で、例によって Utsu工房 さんに交換を依頼。
無事入れ替わった。ペグなどは取り外すとヘッドの塗装を剥がしてしまいそうだったので新しいペグを取り寄せてもらった。
ネック裏はサテンフィニッシュでサラサラしてる。Vanzandtのネックほどじゃないけど悪くない。(Vanzandtの塗装が良すぎるんだよな)